2017年1月29日日曜日

映画『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』

2014年 監督:マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール
製作国:フランス
at ギンレイホール




貧困層が住む地域にある公立レオン・ブルム高校。
その中でも落ちこぼれクラスを担当することになった歴史教師のアンヌ・ゲゲン(アリアンヌ・アスカリッド)は「退屈な授業はしないつもり」と息巻いていたが教室は無法状態に。
で、ゲゲンは生徒達にアウシュビッツを題材に歴史コンクールへの出場を提案する。
そんなの参加するわけないじゃん。参加しても真面目に調べるわけないじゃん。っていう予想通りの展開を見せながらも生徒たちは次第にのめり込んでいく。

できすぎたお話と思いきや、マリック役としても出演するアハメッド・ドゥラメが実際に体験したお話で、ドゥラメが監督に送った一通のメールから始まって映画化されたらしい。

フランスって本当にいろんな人種がいるよね。
冒頭の宗教がらみの話はちょっと頭固すぎないかと思ったけど、美術史でムハンマドが悪魔として描かれている絵を説明しているシーンを見ると、各宗教を尊重するようなスタイルではそれこそ何も教えられなくなるっている理念からのルールなのかなと思った。

コンクールの壇上でスピーチする女生徒の格好がミニスカの白いドレスで水商売風なところが痛々しくすらあったけど、実はここに深いメッセージが込められているのではないか、と思って少し考えてみたけど何も思い浮かばなかった。

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