2016年 監督:クリスティアン・ムンジウ
製作国:ルーマニア/フランス/ベルギー
at ギンレイホール
どこの国なんだろうと途中までわからなかったけど、ルーマニアだった。
この街この国に見切りをつけている医師のロメオ(アドリアン・ティティエニ)は、一人娘エリザ(マリア・ドラグシ)には自分たちと同じ道を歩んでほしくないと思っている。
そのため、エリザに英国留学の道を勧め、エリザもそれに従おうとしていた。
成績優秀なエリザは卒業試験をなんなくクリアしてケンブリッジ大学の奨学生になる、はずだったが、卒業試験の前日に登校途中で暴漢に襲われてしまう。
幸い大事には至らなかったが、心の傷は大きく翌日以降の試験など受けられそうにもない。
エリザのために、、父親が奔走する。
手持ちカメラで迫っていく登場人物は複雑で優しくて苦悩に溢れている。
人とのつながりや助け合いの精神が不正の横行につながっている社会を映し出したり、投石の謎、暴行事件に潜む謎等を差し込んだり、何の意味があるのかわからない肉感的な美しいシャワーシーンを映したりと、結構いろんな要素も詰まっている。
まあ謎の方は何かあっと驚く秘密が最後に明かされるとかそういうわけじゃないけどね。(投石の方は後半でなんとなく事情がわかる)
面白かったが少し長いかなと思った。128分。
2017年7月30日日曜日
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