2017年7月30日日曜日

映画『たかが世界の終わり』

2016年 監督:グザヴィエ・ドラン
製作国:カナダ/フランス
at ギンレイホール




人気作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)は近い将来に訪れる自らの死を告げるため、12年ぶりに実家に帰郷する。
迎える家族は母マルティーヌ(ナタリー・バイ)。
兄アントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)。
アントワーヌの妻で初対面となるカトリーヌ(マリオン・コティヤール)。
幼いころに別れてあまり兄の記憶も持っていない妹のシュザンヌ(レア・セドゥ)。
兄以外はルイを快く受け入れる。
12年ぶりの家族との会話、対話。
なかなか言い出せないルイ。
そんな話。

ヴァンサン・カッセルが父親役で、ナタリー・バイの若々しさは異常だけどさすがにナタリー・バイとヴァンサン・カッセルが夫婦役は無いだろうからナタリー・バイは祖母かな、とかいろいろ考えたのに、ヴァンサン・カッセルが兄役でナタリー・バイが母役だと!?
役者達をぱっと見ただけで役の親子関係が分かったら自分は特殊な感性を持っている稀有な人だと自負していいだろう。

物語のキーマンというか主役みたいなもんがヴァンサン・カッセル演じる兄アントワーヌ。
次男のルイが出ていった後家族を一家の長男として奮闘してきたとかいろんな思いがあるのだろう。
・・・にしてもひねくれすぎじゃないか?
年齢から考えてもガキかお前はと言いたくもなるけど、とにかく強烈で惹きつけられる。
的を射ているかどうかは置いておいても深読みしては常にブチ切れる。俺に同情すんじゃねぇボケが!
面白い。
たかが世界の終わり、そんなことどうでもいいんじゃいボケが!!

カトリーヌ役のマリオン・コティヤールは役柄も相まってなんであんなにキュートなんだろう。
初めの頃はルイとカトリーヌが恋仲にでもなってこじれるのかと思ったけどルイにはちょっと事情があって、それが家を出た理由にもつながっているのかな。

あと音楽は基本的にうるさかったな。

0 件のコメント:

コメントを投稿