2019年12月27日金曜日

映画『アマンダと僕』

2018年 監督:ミカエル・アース
製作国:フランス
at ギンレイホール




アマンダのような主役級の少女って大抵可愛らしく芸達者なこまっしゃくれたガキが採用されてうんざりするけど、見てよこの子イゾール・ミュルトリエ、色黒でむちむちしていて眉毛薄くて、全然かわいくないでしょ。
それだけでもう名作だよね。
しかも見終わる頃にはイゾール・ミュルトリエが可愛くてしょうがなくなる。

ダヴィッド(ヴァンサン・ラコスト)はアパートの管理人やら枝の剪定やらの便利屋をして生活している。
仲のいい姉サンドリーヌ(オフェリア・コルプ)はシングルマザーで、7歳の娘アマンダ(イゾール・ミュルトリエ)と暮らしており、ダヴィッドもたまに姪であるアマンダの学校の送り迎えをしたりする。
そして姉の突然の死。
ここ、どうして亡くなるのかは知らないで見ていたので、自転車が古いとかそういうセリフや窓辺に佇むとかのシーン一つ一つにびくびくしていた。
一人取り残されたアマンダを養育できる可能性がある人たちの最有力候補はダヴィッドだが、まだ20代なかばくらいだし、育てる自信がない。
一旦はダヴィッド達の叔母であるモード(マリアンヌ・バスレール)と交互にアマンダの面倒を見ることにするが。。

古い友人に会ったとき、姉の死を伝えないで別れたものの思いとどまってちゃんと伝えるシーンが、二人の会話を聞こえないようにしていて、セリフを想像すると泣けてくる。

「エルヴィスは建物を出た」がラストに繋がり、気丈だったアマンダに涙が止まらない。
今回のギンレイは泣かせにくる。

レナ役のステイシー・マーティンがなかなか気になる。
少し独特な顔立ちだけど、爽やかな美人さん。
IVANに似ている気もする。

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