2018年 監督:デヴィッド・ロウリー
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
ロバート・レッドフォードの俳優引退作。
74歳のフォレスト・タッカー(ロバート・レッドフォード)は銀行強盗を生業としている。
そしてその手口は紳士的で誰一人傷つけない。
楽に生きるなんてどうでもいい、楽しく生きたい。
を体現するかのような人生。
銀行強盗であって脱獄王でもあったりする。
映画始まってそこそこ経ってからタイトルバックが流れるんだけど、一瞬エンドロールかな、と思ってしまった。
そこまでが濃密だったとかじゃなくて、これから始まる本編も別に大した展開しなさそうという諦めからのエンドロール希望だったような気がする。
誰一人傷つけない、って金盗んだ時点で結構な人が傷ついているからね。
しかも楽しく生きたいという薄っぺらい理由で。
自由きままな"かっこいい"アウトローのタッカーであるが、娘からの視点が挿入されると一気にただのダメ人間になる。
このダメ人間視点をもっと広げて欲しかったのだけど、タッカーはそんな茶々に全く揺るがずにかっこいいまま描かれていく。
普通に考えてアウトローというか病気でしょ。万引常習犯と変わらないというか、より迷惑だし。
と、ストーリーはなんだかよくわからなかったけど、ロバート・レッドフォードの皺だらけのダンディさと時の流れを眺め、普通に付き合えそうなシシー・スペイセクの眩い魅力に見とれていると93分耐えられる。
公式ページ見ていたら蓮實重彦がコメント寄せているのね。
デヴィッド・ロウリーをかなり推しているらしい。
2019年12月29日日曜日
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