2019年12月1日日曜日

映画『ワイルドライフ』

2018年 監督:ポール・ダノ
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




家族でモンタナ州の田舎町に引っ越してきた14歳のジョー(エド・オクセンボールド)。
年若い父ジェリー(ジェイク・ギレンホール)と母ジャネット(キャリー・マリガン)は仲睦まじく、幸せを絵に書いたような家族になっている。
しかしジェリーが職場を首になったところから雲行きが怪しくなり。。

いい映画だけどのめり込むほどではないと思っていたけど、ラストシーンで一気に昇華される。
どことなくぎこちない笑顔の二人とか、その二人に挟まれたジョー君の表情とか、もう久しぶりに泣いた。

ジョー君役のエド・オクセンボールドはのぺっとした顔をしていて、阿呆っぽく見えなくもないけど、実際はかなりクレバーなんだろうな。
あまり感情を表出しない役柄だけど、戸惑いの少し目が泳いだ感じとか、時折両親よりも大人に見えるような意志の強さとか、うまい。

キャリー・マリガンもよくて、いい妻から悪女かよわい女強い女いい女等々をすぅーっと演じている。

なかなかいい映画だった。

0 件のコメント:

コメントを投稿