2019年12月29日日曜日

映画『永遠に僕のもの』

2018年 監督:ルイス・オルテガ
製作国:アルゼンチン / スペイン
at ギンレイホール




1971年ブエノスアイレス。
真面目な両親の元で育った17歳のカルリートス(ロレンソ・フェロ)はそこいらの女の子より可愛い美少年だった。
で、強盗の常習犯だった。
その手口は大胆不敵で、犯罪を犯している最中とは思えないくらいの余裕ぶり。
その美貌ゆえに何をしても許されるかのよう。
やがて学校で濃いイケメンのラモン(チノ・ダリン)と出会い、コンビで犯罪を重ねていく。
カルリートスが銃を手に入れてからはもうやばい。
ラモンに射殺魔と言われるくらいなんの躊躇もなく撃つ。殺す。

カルリートスはラモンに気がある(でいいんだよな)。
だからコンビを組んでいるのだけど、ラモンもその父親もただの小悪党なのね。
ラモンに至っては芸能活動しようとまでしだすし。(歌っているシーンが笑える)
ラモン達が小物である分、カルリートスの異様さが際立ってくる。
小物というか常識人なのか。カルリートスはネジが飛んでいる。
善悪の区別はなく、果てしなく自由。
比べるものじゃないけど紳士な銀行強盗とか笑えてくる。

面白かった。

主演のロレンソ・フェロは今後どのような役柄を演じていくのだろうか。
母親役にセシリア・ロス。

予告編でも流れているけど「朝日のあたる家」がぴったりだなぁ。

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