at ギンレイホール

ギンレイホール行ったらすげー混んでんの。
地下鉄の階段を降り切るところまで列が出来ていて。
立ち見だな、と思って列に並ばず映画館入り口にある灰皿のそばで一服する。
並んでいた人たちが全て入館したところで僕も入って立ち見。
製作総指揮にペドロ・アルモドバル。
映画タイトルの題字の印象で、爽やかでしっとり泣ける映画を想像する。
もしくはアルモドバルが関わっているという事で、熱すぎる生命の(感情の)燃焼でひりひり焦がしてくれるか。
でも期待と違ってこの映画なんだかさらっと終わってしまった。
ストーリーはタイトル通り。
ニルヴァーナのラスト公演で知り合ったアンとドン夫婦はトレーラーで生活を営む。
この夫婦には2人の娘がいる。貧しそうだが幸せな家庭。
2人の娘がいるといってもアンはまだ若い。23歳だ。
このアンが癌に侵され、余命2,3ヶ月と宣告されたとき、死ぬまでにしたい10のことをリストアップして一つ一つ実行していくっていう話。
登場人物が皆物語好きでまどろっこしい会話が続く。
なんかくどい。
行きの電車でずっと立っていたせいか、見始めてものの5分ほどで足に疲労を覚えた僕にとって、展開の遅さはちょっとつらい。
時折挿入されるジャンプカットやスローモーションにもいらいらしてしまった。
唯一隣の家に引っ越してきた主人公と同名のアンが話すシャム双生児の話だけは足の披露も忘れてスクリーンに見入った。
話っていうかこの隣人アンが魅力的だったからかな。
さて、家に帰ってから役者チェックを。
主演のアン役はサラ・ポーリー。政治活動にのめりこみ高校中退。デモに参加したときに警官と衝突し奥歯を2本折っているという女優。
「バリーマニローはノーマルよ」と言ったアンの母親役は絶対どこかで見たはずと思っていたけど、この人ブロンディのボーカルデボラ・ハリーだった。
そしてサラ・ポーリーより素敵で魅力的だった隣人のアンは『トーク・トゥ・ハー』の昏睡女性だった。
ちょっとしか出てこないアンの父親役の人は『フリーダ』にも出ていたアルフレッド・モリナだった。髭面だったので全然気づかなかった。
癌の宣告をするトンプソン医師はジュリアン・リッチングス。この人『CUBE』のオープニングで細切れになって速攻死んじゃった人らしい。
他にもいろいろと調べていて個人的に面白かった事があるけど省略。
今度から映画見る前に役者を全部チェックしてから見に行こうかな。
この映画、座って見たらそこそこ面白かったのかもな。
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