製作国:アメリカ
at ギンレイホール
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バレエ白鳥の湖の主役を演じるにはオデット(白鳥)とオディール(黒鳥)の二役を踊り分ける実力が必要になる。
元ダンサーの母親と二人三脚でバレエに全てを捧げてきたニナ(ナタリー・ポートマン)は、その真面目さと清純さで白鳥だけなら他者を寄せ付けない実力を持っていたが、黒鳥を演じるための魔性が決定的に欠けていた。
女たらしのフランス人監督トマス(ヴァンサン・カッセル)はニナの意外な一面に期待して彼女を主役に抜擢するのだが、ニナはプレッシャーと不安から精神が不安定になっていく。
突然の大きな音とか、いーってなる不快な音とか使う映画はあまり好きじゃないんだけど、この映画は本当意図的に嫌がらせかと思うくらい神経を直接引っかいてくるような音の使い方をしてくる。
この不快感がラストにくるであろう爽快感をどれだけ増幅させるのだろうと少し期待もしてみたけど、それほどでもなかったな。
そもそも神経に来る様な不快感は映像だけで表現すべきであって、音でやっちゃったら簡単だし安易でつまらない。
とはいえ刺激があるせいか全体的につまらなくはなかったけど。
ナタリー・ポートマンが好演している。
バレエシーンはさすがに無理だろうってことでほとんどバストショットだらけだが、明らかにボディダブルと分かるよりかはいいのかもしれない。
圧巻のバレエを見たい気も無くはない。でもナタリー・ポートマンの演技、表情が補ってくれる。
それにしてもバストショットだらけといっても、ところどころは引きがあって、意外と本人が踊っているように見えるのだがどうなってるんだろう。
調べてみると、ナタリー・ポートマンは幼少期に少しバレエをやっていて、かつこの映画のために10ヶ月に及ぶ集中トレーニングを受けていたらしい。
とはいえそれだけでバレエダンサーになれるわけが無いのだから、ボディダブルもちゃんといたらしい。
ベス役はウィノナ・ライダーだったんだね。
エンドロール見るまで気付かなかった。
監督のダーレン・アロノフスキーは『レスラー』の監督さんだ。
確かに人生や命をかけて舞台の一瞬に挑む主人公の姿はダブるし、『レスラー』もえぐいシーンがあった気がするが、同じ監督だと言われるまで気付かない。
『レスラー』の方が好きだな。
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