2017年 監督:グザヴィエ・ルグラン
製作国:フランス
at ギンレイホール
「どちらかがウソをついてますね」みたいなサスペンス風を予告編では強調しているけど、予告編見てなんとなく分かる通り、父親が強烈なDV男。
離婚調停でDVの証拠が不十分なのか、共同親権が認められてしまい、11歳のジュリアン(トマ・ジオリア)は隔週の週末に父親アントワーヌ(ドゥニ・メノーシェ)と過ごさなければいけなくなる。
息子に会いたがるくらいだから、息子に対する愛情はある。
だけどもアントワーヌはちょっとした怒りの感情すら抑えることができない。
ちょっと録音でもしておけば接近禁止にできそうだけど。
終始緊張感が漂い、母と子供の恐怖が伝染してくる。
父親の方もなんというか悪意があるわけじゃなくてただ家族と一緒にいたかっただけなんだよね。
社会不適合者というか自制心の効かなさと思いやりの無さで無意識に自ら希望を台無しにする哀れな男。
予告編がよろしくなくて、衝撃の結末とか大傑作とか散々煽るからなんかびっくりするような展開が待っているのかと思ってしまう。
だから、あれっ?終わり?みたいな感じだった。
予告編見ていなかったらサスペンスよりかは家族ドラマ社会ドラマとして多少見ることができたかもしれない。
2019年5月19日日曜日
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