2004年7月10日土曜日

映画『クルックリン』

1994年 監督:スパイク・リー
BS2 録画


クルックリン (ユニバーサル・セレクション2008年第4弾) 【初回生産限定】

淀川さんの話によると「クルックリン」というのは黒人の子供が「ブルックリン」をそう発声するかららしい。
映画は70年代のブルックリン、黒人家族を描いたファミリードラマ。

オープニング、ブルックリンの住宅街で子供達が遊びまわる姿が映し出される。
休日なのかなんなのか知らんがとにかく路地に人が溢れている。
とくに用もないのに道路に面した階段に座っていたり庭のような空間でくつろいでいたり、そして一番多いのが子供達。
かけっこしたり、長縄したり、シャボン玉で遊んだり、だるまさんが転んだだったり、ベイゴマだったり、おはじきみたいのだったり、とにかく全て住宅街の路地で行われる遊び。友達、他人、関係なく一緒に遊んでるんじゃないかと思う。下町の雰囲気。
ソウルミュージックをバックにしたこのオープニングの柔らかさを見たらもうこの映画にはまっちゃう。

オープニングからゆったりと家族の食卓へと移行する。
両親と男の子四人と女の子一人の七人家族が丸テーブルを囲っての団欒。
この家族が物語の中心になる。
優しいが失業中の父親と肝っ玉母さんと悪ガキ四人+少しませた少女一人。
(どちらかというと少女トロイが主人公なのかな)
中流家族っぽいのだが、作曲家らしい父親の収入はなく、次第に家計は逼迫していく。
ってな話。
要はファミリードラマなんだよ。それもかなり描写がリアルでかつうさんくさくなく(美化されすぎていない)家族愛を描いている見事なファミリードラマ、かつソウルフル。

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