2004年7月7日水曜日

映画『NAGISA なぎさ』

2000年 監督:小沼勝
BS2 録画


NAGISA

「なに見てんだょ ぉどるぞ!」
夜のビーチで若い男女数人が・・・
ツイスト、ツイストツイスト!いぇいいぇい!

主人公は湘南・江ノ島に住む小学6年生の少女なぎさ。
時代設定は60年代くらいで季節は夏。
綺麗な海を背景に元気ななぎさが体験するひと夏の出来事。

キャスティングが見事。
オーディションで選ばれたという主人公なぎさを演じた松田まどかは可愛いんだか可愛くないんだかわからないがとにかく健康的で時代と風土にはまりまくっている。
駄菓子屋にたむろしていつも何か食っている親友の典子を演じた吉木誉絵の飄々とした雰囲気もいい。
東京から来た病弱な少年竹脇洋を演じた佐々木和徳は嫌味のない弱っちょろさで良い。
色が白くて化粧がけばくて服が派手で頭が悪くてっていう当時の不良娘麗子を演じた松本智代美はあまりにはまりすぎていて笑える。
深水三章やつまみ枝豆や石丸謙二郎やら・・・挙げたらきりがない。

ラストの展開はちょっと後味悪い。
それにしてもなんだろ、この映画の爽やかさは。
登場人物達の1日をめいいっぱい生き抜く健やかさと湘南の透き通った海とごった返した海水浴場と60年代の小道具とコンビニと少女と女の狭間と拒否と許容と運命とが夏の光に溢れた映像で表出されるととにかくさわやか~。

原作は村上もとかの漫画らしい。原作は「なぎさの小学6年から美大受験浪人までの成長を描いた青春ストーリー」とのこと。
今度読んでみよっと。

ちなみに映画の中の少女達は今どうなっているのかと思ってネットで写真を探したけど松田まどかと吉木誉絵は見つからなかった。
真美役の稲坂亜里沙はホームページがあって写真ものっていた。あれっ?色白で小顔のお嬢さんだったはずなのに顔でかくなってない?

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