2008年11月5日水曜日

熊木杏里『ひとヒナタ』

ひとヒナタ(初回限定盤)(DVD付)

熊木杏里のnewアルバム『ひとヒナタ』が届く。
嬉しいので画像もでっかく張り付け。

前のアルバム以降に発売したシングルを全然チェックしていなかったのでほとんど初めて聞く。
1曲目「モウイチド」がピアノ伴奏のみの歌いだしでシンプルに始まるが、すぐドラムやギターが入りにぎやかになる。
サビの部分なんかは声にエフェクトだかコーラスだかで厚みつけたりして普通のポップス並の編曲になっている。
熊木杏里はアルバム1枚目から2枚目で急激にシンプルな音作りになって以降、リリースされるアルバムはちょっとずつにぎやかな音になっていくのだけど、5枚目にして全部こういうPOP路線で行くのか、と思いきや。
2曲目「夏の気まぐれ」は一転ピアノとアコースティックギターのみのスローバラードに。
いいね~。ノリのいい曲のあとでしっとりするね~。熊木杏里だね~。

このアルバムはアレンジャーが今までと違う人になっている模様。

ざっと聞いた第一印象では6曲目の「春隣」がかなりいい。
ちょっとぞくぞくして泣きそうになった。
ずっと前 ずっと前 君と僕は春隣
冬を渡り 咲いてゆく
いつか花となる

春隣っていう季語をそう使うか。

熊木杏里は綺麗に裏声を多用する密度の薄い声が好きなんだけど、歌詞も凄い。
僕は音楽と歌詞を同時に捉えるような器用なことができないので、歌詞の意味なんか歌を聴いていても全く頭に入らないのだけど、メロディーに乗った言葉の一つ一つはそれなりに単体で頭には入ってくる。
熊木杏里の場合歌詞の言葉の選び方が驚くほど繊細で印象的なため、上記のようなフレーズがメロディーに乗ってすっと頭に飛び込んでくると、がつんとやられる。

今2順目聞いているけど、やばい、全部いい。
「誕生日」とか「こと」とか「my present」とか。
「誕生日」は、まあ誕生日なんだけど結婚式でも使えそうな。

前回までのアルバム同様このアルバムだけ毎日聞いても余裕で1年持つな。
さあ、毎日聴いて何ヶ月かかけて少しずつ歌詞覚えて最後に全体繋げて歌詞の意味を考えてみるか。


今アルバム包んでいたビニールを捨てようとしたのだけと一応書いておくか。
アルバム包むビニールに貼ったシールとか帯とかにドラマ○○主題歌収録とか販促用によく書いてあるのだけど、この『ひとヒナタ』は凄い。
  • 映画「Happyダーツ」主題歌「モウイチド」
  • ユニクロ「ブラトップ」CMソング「夏のきまぐれ」
  • NTT東日本 DENPO CMソング「誕生日」
  • 映画「天国はまだ遠く」EDテーマ「こと」
  • ニッセイ同和損害保険CMソング「春隣」
  • RCCラジオステーションシングル「青春たちの声がする」
  • 帝王グループ企業CMソング「時の列車」
  • ロッテ「紗々京物語」イメージソング「やっぱり」
  • 毎日放送(MBS)ほか「親孝行プレイ」EDテーマ「my present」

こんだけあるのに一個も聴いたこと無い。

ちなみにボーナストラックで拓郎の「夏休み」が入っている。
DVDも付いている。
でもDVDはCDいっぱい聞いてから満を持して見よう。
と思ったらDVDになぜか前回のアルバム曲の「ひみつ」が入ってるじゃん。
速攻見たい。どうしよう。

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