2003年10月4日土曜日

映画『花のようなエレ』

1972年 監督:ロジェヴァディム
BS2 録画


花のようなエレ ヘア解禁版

面白い。

実家のある田舎町に帰ってきた10代後半の青年ファブリスと花のようなエレの恋愛物。
一言で言ってしまえばそれまでなんだけど一言で言えないこともいっぱいある。面倒だから言わない。

母と息子2人が食事をするシーン、帰還兵で病を患っている長男が悪態ついて席を立った後、残った次男のファブリスに母はにこっと笑いかける(母はこの次男の方がかわいいらしい)。
しかし母の顔にはハエが!

と、いうようなぞくっとする(いい意味で)シーンが結構ある。

この母親は結構間抜けなんだな。
年下の男と情事の真っ最中にファブリスに目撃されてしまう。その時の表情が笑える。

滝つぼ近くの川で魚を取ろうとするエレ。に向かって乱暴にもぎ取った花の束を投げつけるファブリス。
ばさーっと突然かぶさる花束にびっくりして川に転落するエレのシーンはよかった。
落ち方とか落ちるときの顔とかびっくりさせる方法が花束という所とか。

ラストはよくわからなかった。しかし涙でそうになった。

補足しておくと、エレは耳が聞こえず言葉が喋れない。精神的には10才くらい。無邪気な笑顔も見せるが計り知れない孤独の影を落とす。
一方ファブリス君はマザコン。

ロジェヴァディムは『血とバラ』っていう吸血鬼映画を昔に見た。
怖くはないのだけど、不思議な不気味さがあった気がする。
『花のようなエレ』も不気味といえばどこか不気味。

今調べたら他にも『獲物の分け前』っていうジェーンフォンダが出ている映画見てるなぁ。
内容が全然思い出せん。

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