2003年10月15日水曜日

映画『チャパクア』

1966年 監督:コンラッド・ルークス
BS2 録画


チャパクア

ねっころがって見ていたら5分くらい寝てしまった。
ラストまで見て、ああそういうことか、と気づく。

アル中で薬中の男が主人公の話。いや、ストーリーなんてない。
現実 幻覚 幻覚 夢 現実 幻覚 夢 幻覚 幻覚 現実 幻覚 ……
突飛な行動、動き。感情のままに。
取るに足らない動きが面白くてしょうがない子供のように。
この、子供の想像力と願望と遊びをきら~くに見ていれば面白い。

薬中なのだからかなりの苦痛なのだろうが、なんか楽しそうなんだな。
映像にある悲しみは大人として破綻している悲しみ。社会と生命の悲しみ。

薬中っていう意味づけが大前提にあるからそう見てしまうが、意味づけなしでぎりぎりの線まで破綻しまくっている映画ってなにかないかなぁ。

あと、音楽が結構いい。知る人ぞ知るラヴィ・シャンカール(僕はよく知らない)。

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