2003年10月7日火曜日

映画『人間の運命』

1959年 監督:セルゲイ・ボンダルチュク
BS2 録画


ロシア映画DVDコレクション 人間の運命

ぼんだるちゅく~。

正攻法に面白かったな。

主人公ソコロフ(ボンダルチュク)が収容所のドイツ人所長と対峙する場面がある。
ソロコフは今、所長により銃殺される直前。緊張の場面。
死ぬ前に乾杯だ、と酒を勧められるソロコフ。
ここで二杯目の酒を飲み干したソロコフが空いたコップを置き、その上につまみ(一片のパンかなにか)を乗っける。
乗っけた後にその手をそのまま垂直に顔の高さくらいまでぽんと上げる動作が少々大げさなのだ(飲みほした事をどうだと言わんばかりに)。

この緊張の場面にしては軽い動作で、あまり好きじゃない。
でもなんか印象に残るんだよなぁ。嫌だったからという理由とはたぶん別に。

このシーンについて書いたついでに言うと、酒を一気で飲み干した後、ソロコフは手の甲をぐっと口に押し付ける。
部屋の中ということもあって紳士的に一滴もこぼさないように気を使ったのか。
いや、飲むときコップからぽたぽた垂れていたしなぁ。
じゃあ身だしなみに気を使ったか。
服も顔も汗や砂でぼろぼろなのに。
まあいっか。

調べてみるとこの監督は『戦争と平和』の監督。
昔ACTミニシアターってところ行くと、見ようと思っていた映画が上映していない。
どうもボクが一週間プログラムを間違えていたらしい(一週間先だった)。
その時上映していたのが『戦争と平和』。
「長いけど名作ですよ」と館員に薦められたが帰った。

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