at ギンレイホール

高校生のヨジンとチェヨンは仲のいい親友同士。
彼女達は二人でヨーロッパ旅行に行くために援助交際をしてお金を稼いでいた。
彼女達は、というか男と相手をするのはチェヨンだけでヨジンはモーテルの前で警察に対する見張り役の仕事をする。
見張り役のヨジンは男に金で体を売る行為を不潔なものと考えている。
しかし大好きなチェヨンは屈託のない笑顔でなんの迷いもないかのように援助交際を続ける。
そんなチェヨンを止めることもできず、ただ見張り役として彼女の安全を守ることしか出来ないヨジン。
ある日、いつものようにモーテルの見張り役をしていたヨジンだが、警官が来ていることに気付くのが遅れてしまう。
モーテルの部屋で逃げ場を失ったチェヨンは下着姿のまま窓に乗り出す。
慌てて制止しようとする警官。外からは必死で止めようと叫ぶヨジン。
しかしチェヨンは窓から飛び降りてしまう。笑顔で・・・
チェヨンはいつも笑顔を絶やさない。いつも笑っているというか顔に笑顔がこびりついている状態。
この笑顔が次第に恐ろしくなってくる。かわいい顔でいつも笑ってるんだもん。えっ!?なんでここで笑ってるの?って感じで。
しかしこの笑顔を思い出すたびに涙ぐむ。チェヨンがどんな家庭環境でどんな育ち方をしたのかって部分は全く描かれないのだけど、彼女が笑顔でいればいるだけ悲しくてしょうがない。
この映画は三部構成に分かれる。
1.バスミルダ
2.サマリア
3.ソナタ
バスミルダの章で笑顔のチェヨンがあんなことになってしまうわけです。
大好きな親友チェヨンを失ったヨジンはどうなるのか。
まあ、どんどん二度と引き返せない展開になっていくわけです。
少女特有のレズビアンチックな友情が相手を思うあまり相手になることを望みだし、しかし傷は埋まるどころか新たな傷を生んでいき。
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