2005年7月5日火曜日

映画『波』

1952年 監督:中村登
BS2 録画


教師見並行介(佐分利信)は教え子のきぬ子(桂木洋子)が芸者として売られていくのを無力に見過ごす事しかできなかった。
ある日きぬ子は芸者を逃げ出し行介の元にやってくる。匿う行介。そのまま結婚。
しかしきぬ子は色男の瀬沼涼太郎(岩井半四郎 )と駆け落ちしてしまう。
きぬ子を連れ戻す行介。
程なくきぬ子は妊娠、出産。
夫を裏切った罪に苛まれながらきぬ子は出産直後に死亡。
行介はきぬ子の忘れ形見すすむを自分の子かそれとも瀬沼の子か分からないながらも必死に育てる。
っていうのが導入部。
導入でいきなり消えてしまった桂木洋子ちゃん。
後はまだ当時20代の若き淡島千景さんにバトンタッチ。
男一人で子供を育て上げるのは難しかったので、というか子供に愛情を注ぎきれなかったむっつり行介は、友人笠智衆の紹介でバツイチ美人の野々宮昂子(淡島千景)を紹介してもらい、子供を彼女に預ける。
昂子がまたいい女なんだな。
むっつり行介も昂子に気がありつつも、このむっつり男は昂子の妹襲子(津島恵子)と関係を持ったりする。
昂子と行介、すすむと行介、昂子とすすむ、三者の関係が長い年月を通して描かれ、赤ん坊だったすすむはいつのまにか石浜朗になる。

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