2009年4月28日火曜日

誰も知らない泣ける歌 --- 石野田奈津代

「誰も知らない泣ける歌」というテレビ番組に石野田奈津代が出演。
21時台の番組で石野田奈津代を見るとは。

「大物芸能人が涙した歌」として鶴瓶により紹介される。
取り上げられた曲は今年の2/11に発売している「春空 -ハルソラ-」。
鶴瓶が一番好きな曲らしい。
2,3回しか聞いてないけどそんな泣けるような歌だったっけ。

10年前にデビューしたけど2年で契約切れて、その後も頑張っていて再デビューしたみたいなVTR紹介が
「夢をあきらめない事の大切さを教えてくれる歌」
と締めくくられると、いよいよ本人によるスタジオでの歌になる。
上手いこと盛り上げよるなぁ。
雪は溶け街は色づく
君と出会ったのは春だった
二人で見た桜 いつもの桜
今年で最後になるのかな?

いつもすぐとなりで
笑ってくれてた君に

春空 -ハルソラ- より



ってなんか夢というか別れの曲っぽいと思っていると鶴瓶が石野田奈津代を後ろからハグしている写真が映し出される。
恋人・・・鶴瓶??
続けて
私ができたこと
どれくらいあったのだろう

春空 -ハルソラ- より



では歌う石野田の後ろのスクリーンに若かりし笑顔の鶴瓶のモノクロ写真が!
歌う石野田と後ろの鶴瓶を執拗に2ショットで映すのが歌詞にピンポイントにマッチして、これは、もう、決定的です。

最後まで歌詞を聞くと、ああ、夢の歌か、と分かるのだけど、夢を持たない僕はやっぱり泣けない。
別れの歌でもあるので高木美保は泣いていた。
西田敏行が判定する3段階評価は最高の「グググッ」。
鶴瓶さんの気持ちがよく分かる、と。
熊木杏里の時(VTR紹介のみ)は中間の「ググッ」だったのに。

石野田奈津代の歌詞はストレートで分かりやすい。
それゆえに自身の体験や想いがストレートに反映されるから、本当に苦難の10年間様様だな。
コメントでも誰か言っていたけど。

泣ける歌、って紹介の方法(どこにスポットを当てるか)によって5割近くの歌が泣ける歌になるんじゃないかと思う。
例えば吉幾三の「娘に…」なんかは世の娘を持つ親父は皆号泣だし。

そういえば歌詞全体で現している世界で泣いたこと無い気がするな。
熊木杏里の歌詞の一つ一つのフレーズには何度も泣かされているけど。
「こと」って曲なんかは最初から最後まで泣かされっぱなし。

ああ、思い出した。
最近また川本真琴を聞いていて、メロディと声しか聞いていなかった「やきそばパン」の歌詞を意味を取りながら聞いていると、泣いたわ。
両親が不仲で家にいたくない。友達も好き勝手やっていて学校に出てこない。だからひとりぼっちで屋上 やきそばパンを食べたいなのね。
いろいろ歌詞が続いて切なくて壊れそうな感情が盛り上がったところで最後ひとりぼっちで屋上 やきそばパンを食べたいっていう歌詞がひとりぼっちで屋上 本当はよくわからないってふいに変わるのね。
あまりに意表つかれたので涙出てきた。
この人の稀有な音楽センスは天才という言葉では収まりきれないよなぁ。
そういえば昔ミュージックステーションで「桜」を歌った時に、川本真琴が歌詞を忘れて途中までスキャットで歌っていた回があった。
そのスキャットがあまりに見事なのさ。
ビデオに録画していて永久保存版にするはずが後日間違って消しちゃったんだよね。
あんなに後悔したことは無かったな。

これすげー。LIVEバージョン。最後切れてるけど。
川本真琴「やきそばパン

川本真琴「
あ、あった。今見るとそんなに長い時間歌詞忘れていたわけじゃなかったんだな。

これ、笑える。「1/2
中川翔子って歌うまいんだね。
で、つくづく思うけど川本真琴の曲の疾走感を乗りこなせるのは川本真琴自身の歌声しかないんだな。
あばずれドライブ感。
どんなに上手い人が歌ってもきれいにまとまるだけだもん。


投稿タイトルに石野田奈津代とあるのでPVを。
春空 -ハルソラ-

ついでに熊木杏里「こと
ええっと、なぜか浮浪者に扮しています。
むう、このPVかなり微妙。名曲のイメージがくずれる~。

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