BS2 録画
![フラッシュダンス [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51RJJdi7LSL._SL160_.jpg)
夢を追う少女が柔らかな陽光に包まれて輝いている。
特にもじゃもじゃの髪の毛が。
アイリーン・キャラの主題歌はあまりに有名で、ラストのダンスシーンもテレビ番組などで何度も見たことがある。
そんな有名作だが少しも面白そうじゃないので今まで見なかったけど、ストリートダンスが結構入っているらしいので見てみた。
しかしストリートダンスなんて1分くらいしか無いじゃん。
じゃあ何を楽しめばいいのか?
だるんだるんのシャツから顕になった肩とか、レオタードの股間やヒップを執拗に映すのを見て、これはエロ映画かもしれない、と思ったけど、ヒロインのジェニファー・ビールスは脱がないしベッドシーンも思いっきりはしょられる。
脱がなくてもエロいことはエロいのだが、レストランでロブスターをこれ見よがしにちゅぱちゅぱ喰っているのはエロというか下品だ。
結局最後まで楽しめず。
唯一面白かったのは、境界の懺悔室でセックス依存症かなんかのヒロインが「セックスのことがどうしても頭から離れません 神様はそんなことありませんね」と言った時に、神父がにやっと笑うんだよ。
このにやっがどっちのセリフを受けてのものか分からないが、とにかく意味深で挑発的な感じ。
この映画はヒロインの、むさい男達に混じって溶接工として働いたり、ダンサーという夢に向って頑張っていたり、恋人の嘘にヒステリックに(豪快に)怒りをぶつけたり、少女がエロ丸出し、っていう女性像は当時としては珍しかったのかもしれない。
また、まだそんなに有名ではないブレイクダンスを取り入れたり、今でこそ珍しくもなんとも無いが劇中に軽快なポップスやロックをがんがん流したり、っていうのも含めると、この監督は新し物、新しい概念好きなのかね。
だとしたら懺悔室で懺悔を聞く神父を「にやっ」により一介のエロおやじに貶めるのは意図的でやはり挑発的だ。
ああ、そういえばハロウィンのシーンで、戻ってきたリッチーをピエロ姿のヒロインが肩を抱いてなぐさめるのはいいシーンだったな。
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