2004年10月9日土曜日

映画『H.G.ウェルズのS.F.月世界探険』

1964年 監督:ネイザン・ジュラン 特撮:レイ・ハリーハウゼン
BS2 録画


H.G.ウェルズのSF月世界探検

1964年、人類は初めて月に降り立った。と思ったらなぜか月の岩に小さなイギリス国旗の旗が刺さっているではないか。
旗とともにあった紙片には1899年と記されている。
衝撃の事実。人類は19世紀に既に月に行っていたのであった。

1899年に月に行った人物の物語が描かれる。
重力を遮断するいかした糊を発明したイギリスのいかれた科学者と、彼の発明に目をつけた欲深き破産者とその婚約者の三人が月に行っていた。
なにしろ昼は100度以上、夜は-150度以下という世界にただの潜水服で行こうとするのだから凄い素敵な奴らだ。
さあ、レイ・ハリーハウゼンである。月になにも生物がいないわけがない。
特大のむかでの化物かとおもいきや脊椎動物だったり昆虫のような月の住人がいたり。
って特撮や宇宙船の造型がナイスとかいう感想よりもとにかく無責任で自分勝手な人間という種族をいやというほど見せつけられて辟易する。
なんてアホで野蛮なんですかねぇ。
月という未知の世界への冒険ロマンと、おい、お前今地球に住む人類の一人としてとんでもないことしてんぞっていうどうしようもない嘆きが常に表裏一体にある。
もっと責任持った行動しようよ。大人なんだから。人類史上最高のバカップルに見えてしょうがない。

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