2004年10月20日水曜日

映画『酔っぱらった馬の時間』

2000年 監督:バフマン・ゴバディ
BS2 録画


酔っぱらった馬の時間

これはちょっと。
本当、なにも書く気が起きない。
というか書きたくない。
あまりに素晴らしくて何日も声を失う。
今まで見てきた映画のほとんどが愚鈍でくだらなく思えてくる。(…は少しいい過ぎか)

イランのバフマン・ゴバディ監督長編第一作。
イランに住むクルド民族の生活を綴った作品で、監督自身もクルド人。
キアロスタミの助監督をやっていたらしい。
「酔っぱらった馬の時間」というタイトルを持つ映画が面白くないはずがないと思って録画していたのだが、作品は期待以上に凄かった。
扱ってる題材が重く、監督のクルド人の現実を伝えようとする思い入れも強いはずだが、ただのプロパガンダどころかどこを見てもつつましく鮮やかな映画の感動に溢れた驚愕の名作。

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