2004年12月5日日曜日

映画『秋津温泉』

1962年 監督:吉田喜重
BS2 録画


秋津温泉

むかむかむかー!
長門裕之め。
・・・ぶつぶつ。

戦時中、結核に苦しみ自暴自棄になっている一人の青年(長門裕之)が秋津温泉に流れ着く。
そこには健康的によく笑う快活な少女(岡田茉莉子)がいた。
少女に命を救われ、生きる希望を持った青年であったが・・・

岡田茉莉子の魅力を四方八方から映し出す岡田茉莉子映画。

はぁ~・・・
岡田茉莉子も映像も、くどいくらいに流れるテーマミュージックもストーリーも、全てにおいて哀感の溜息が漏れる。
ああ、悲しい。岡田茉莉子の燃える情熱も痛々しい幸せのひと時も燃え尽きた空ろさも、全て悲しい。
女が女であること、女が最も美しく輝くこと、そのとき男はどうしようもなくしょうもないこと。

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