2004年12月30日木曜日

映画『ゴジラ FINAL WARS』

2004年 監督:北村龍平
at 蒲田宝塚


ゴジラ FINAL WARS スタンダード・エディション

何か久しぶりにギンレイ以外の映画館で映画を見てみようと思う。
『珈琲時光』を見たいと思ったが東京じゃもう上映していない。
他に特に見たいのもないし。
ということでいつか行こう行こうと思いつつ行っていなかった蒲田の映画館で映画を見ることにする。
ああ、懐かしい。ここ来るの小学生以来だ。

ゴジラのテーマにロックが割り込んだ軽快なオープニング。
いきなりゴジラと轟天号の対決。そして轟天号と龍みたいなCGマンダの闘いへと続く。
おお、ロックゴジラだ。興奮するねぇ。
と思ったのも束の間、人間ストーリー部分が延々と続く。
ミュータントの松岡昌宏とケイン・コスギがトレーニングで超人的ファイトを見せるが激しいカット割でなにやっているのかさっぱりわからない。
なんで松岡の方が強いの?
笑えたり面白かったりするところは結構あるものの、ちょっと疲れる。

たぶん世界地図に記された大地の98%は日本なんだろうな。
ドン・フライも日本人だったし。いつの間にか水野真紀と恋仲だし。
(ドン・フライの無表情さがクロマティ高校のフレディに見えてしょうがなかった)

時折出てくる怪獣が結構強い。
ラドンなんて何が強いのか今まで分からなかったけど、この映画で超高速で飛ぶ姿は最強だと思わせる。
アンギラスって丸まって回転しながら攻撃できるんだね。こいつも最強じゃん。
でもな、後半復活したゴジラが本当次から次にあっけなく怪獣たちを倒していってしまう。
最強怪獣ヘドラですら登場した瞬間にエビラのついでに放射能火炎であっという間に消滅してしまう姿は夢のはかなさを痛いくらいに突きつけてくれた。

アクション満載のジェットコースタームービーなんだけど、ノリがよかったのはゴジラが登場している部分だけだった気がする。
ここまで無茶苦茶だと俳優が痛い存在になってくるはずだが、なぜか松岡君だけが痛かった。
主役北村一輝は近所の悪ガキがそのまま成長したみたいでかっこいい。北村以外の俳優が演じていたら寒かっただろう。
ドン・フライもかっこいい。演技してんのかしてないのか微妙なところがふてぶてしくて面白い。フライ本人はセリフ喋んないからなぁ。
菊川怜や宝田明や船木誠勝はお笑いキャラだし、水野真紀は思いのほか綺麗だったし、國村隼は渋いし、ケインコスギは痛いどころかかわいそすぎだったし、ってことで松岡君だけが頑張って痛くなっていた。
もちろん松岡君本人がシリアスドラマとして演技していたわけではないのだろうが、もうちょっと適当感があればよかったのだが。適当な映画なんだから。

音楽:キース・エマーソン

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