2004年12月15日水曜日

映画『激突!』

1972年 監督:スティーヴン・スピルバーグ
BS2


激突! スペシャル・エディション

なんとなくテレビをつけっ放しにして『愛と希望の街』の感想を書いていたのだけど、ちらちら見ているうちに面白かったから最後30分程専念して見た『激突!』。
スピルバーグの映画デビュー作にして悲しい事にスピルバーグ最高傑作、などと言われたりもする作品。
車を飛ばす普通のサラリーマンがハイウエイで謎の巨大タンクローリーに襲われるってだけなのだが。
様々な位置にカメラを据えてスピードと恐怖を煽る。
本当しつこいトラックだ。トラックに襲われるっていう主題一つだからしつこいのは当然だが、飽きないところが凄いところ。
ひと気のないハイウエイ上で狂気のトラック運転手によって精神を摩滅させられていく主人公。
襲われている、という証拠がないだけにどうすることもできないいらだちが募る。
でも狂気がエスカレートしていくに従い、恐怖が増すと同時に頼りないながらも数人の目撃者を得るのね。
これでなんとかトラック運転手を捕まえられるかと思っていたら、えっ、そんな結末かい。
シンプルに面白く、でいくならこれは完全勝利だからいいか。


『激突!』見終わった後、こたつから出たくなくてそのまま『ホワイトナイツ 白夜』を見る。
でももう寝なきゃいけないから途中から録画して寝る。

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