2009年5月4日月曜日

虫六日目

夜、便所行って戻ると、あ、またいた。



パソコンやっていたのだけど、座っている位置からだと液晶の向こう側だったので全然気が付かなかった。
しかもこの位置は布団敷いたときにちょうど枕がある地点じゃないか。
パソコンやっているときに疲れてねっころがった時には伸ばした足が来る位置でもある。
いつもカーテン傍でしか見かけなかったのにここまで部屋の内側に入ってきているとは。
今日でけりをつけよう。



ぐお、足に縞模様があるじゃん。

ペットボトルを探してからちょっと練習。
ペットボトルを近づけすぎるとすぐ逃げられるので、ある程度離れたところから一気にかぶせる必要がある。
ただ、はさみで切断したペットボトルの口はかなり鋭利で、目測を誤ると蜘蛛が真っ二つになるという世にも恐ろしい事故が発生する可能性がある。
だから念入りに練習。

さあ、行くか。
と、ペットボトルをかぶせるためにはまず体を蜘蛛に近づけなきゃいけないという単純なことに気づく。
近づいている時点で逃げられたら元も子もないのだけど、なによりこの蜘蛛、恐ろしい・・
そろそろと近づいて少し前かがみの体勢でさらにペットボトルを持った腕を伸ばす。
幸い蜘蛛は微動だにしない。

20cm上くらいまでペットボトルを近づけたところで僕も固まる。
いざ行こうとするとかなりひるむ。
真っ二つになったらどうしようか。足だけ挟んだり切断しちゃったらどうしようか。

頭の中で3,2,1,GOと何度か繰り返してついに決行する。
振り下ろした初速で蜘蛛が物凄いスピードで逃げるのが見え、ああ、挟むかも!と思ったのと、フローリングとペットボトルが接触したときに思いのほか鳴り響いたカツーンという音にびっくりして飛びのく。
フローリングに直立しているペットボトルの中には当然蜘蛛はおらず、蜘蛛はテレビの脇にまで逃げている。
そこから僕を振り向くように見て、さらに奥に逃げていった。

小さい頃母が夜の蜘蛛は殺しちゃいけないと言っていて、その理由はなんかダジャレっぽい理由だった気がする。
調べてみると結局よく分からなかったのだけど、殺しちゃいけないのは夜じゃなくて朝の蜘蛛らしい。
夜は「よくも(夜蜘蛛)来たな」って事で殺す。
そういえば殺しちゃいけないと言いつつ母はティッシュで潰していた気がする。
でも地方によって朝じゃなくて夜の蜘蛛の方が殺しちゃいけなかったりするらしい。

調べている過程で見つけたのだけど、この蜘蛛は「アシダカグモ」という種類っぽい。
Googleでアシダカグモを検索すると面白い。
いきなりアシダカグモの画像が出てきて、びびる。手のひらサイズのでかさ。
こんなのに比べたらうちの蜘蛛はまだ可愛いほうだ。
益虫でダニやゴキブリを捕食してくれるらしい。けど、うちはあんまりゴキブリ出ないからなぁ。
いや、この蜘蛛が昔からいて食べてくれていたのか??
それにしても7年近く住んでいて初めて見たし。
2chではゴキブリを退治してくれるので軍曹の名で親しまれる。
むー、飼ってみるか。

さらに検索していると窓に大量のアシダカグモの子供がへばりついている画像があって、これは駄目だと思う。
それと寝ているときに体を這うことはないだろうと思っていたけど、振動で世界を感知しているからこちらに向かってくる事もあるとかいう話で、次見つけたら申し訳ないがやっぱり殺すことにする。
放置していて検索で引っかかるような蜘蛛のサイズまででかくなったりしても嫌だしな。

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