2009年5月24日日曜日

映画『バンク・ジョブ』

2008年 監督:ロジャー・ドナルドソン
at ギンレイホール


バンク・ジョブ デラックス版 [DVD]

オープニングクレジットでT.Rexの「Get It On」が流れる。
きっと楽しくてノリのいい映画なのだろう。
ただ、一つ前に見た映画で結構疲れたのでいまいち気分が乗らないなあ、と思っていたのだけどそんなのは最初の2分ほどの間だけで、以降はノンストップで最後まで楽しめる。

1971年、中古車の販売店を営むテリー・レザー(ジェイソン・ステイサム)の元には毎日借金取りがやってくる。
テリーは幼馴染のマルティーヌ(サフロン・バロウズ)から銀行強盗の計画を持ちかけられる。
こそ泥のテリーは銀行強盗のような大きな仕事はしたことがない。
躊躇しつつも話に乗ったテリーは仲間を招集し、計画の実行に動き始める。
かくして彼らは銀行の貸金庫から数百万ポンドの金を盗み出すことに成功するのだが、盗み出したものの中には英国最大のタブーに触れた写真を始め、様々な犯罪、スキャンダルの証拠品が含まれていた。
マフィア、警察、MI-5(イギリス情報局保安部)と素人強盗集団との危険な駆け引きが始まる。

実話に基づくらしい。
それにしても脚本が面白いな。
冒頭からヤバ目の借金取りが登場して続けて謎の美女マルティーヌが登場し、成功すると分かっている強盗シーンも様々な要素で盛り上げてくれたり。

テリー・レザーを演じたジェイソン・ステイサムが渋い。
あのしゃがれた声がいいな。
元々禿げ気味だったような気もする髪の毛がさらに進行しているのだけどそこもまた渋い。
渋いからこそ頭のきれて武闘派でもあり愛妻家でもある役柄がぴったりはまる。

ちなみにちょろっとミック・ジャガーが出ている。
ミック・ジャガーが出ていると知って見ればすぐ気づくが、知らない場合は全然気づかないかも。
知らなかったので個性派脇役かと思っていたよ。ミック・ジャガーと言われればミック・ジャガーにしか見えない。

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