BS2 録画

巨大生物の島にいきなり上陸して大迫力の巨大生物と戦闘戦闘また戦闘、などと筋も脈略もない展開はもちろんしない。
巨大生物に出会うのはまだまだ先の話。
南北戦争の時代、南軍に捉えられた北軍三人が偵察用の気球に乗って脱出を図る。
たまたま居合わせた新聞記者と、南軍の軍曹一人を道連れに。
嵐の中着陸も出来ず気球は何日も何日も遠くとおーく飛ばされる。
気づいたら気球は太平洋上に。落ちれば死。
危機を乗り越えながら飛んできたが、ついに気球に穴が開き墜落の危機。
島が見えるぞー!
しかし島まで持ちそうにない。下は荒波。
荷物を捨てろー!かごを切り落とすぞ!皆上に上れー!
南軍の軍曹や記者でも突き落とせばいいものを・・・
ついに島に上陸しました。
第一の遭遇は巨大なカキです。食います。
彼らは島を探検します。
この時ミニチュアのセットか絵か分からないけど島の風景が人間と合成されていて非常に面白いのね。異常に幻想的で。
彼らは間欠泉を見つけます。
ここで!なんと巨大蟹が突如出現!!きたー!
作品が始まって30分くらい経っていたか。引っぱってくれます。
蟹のストップモーションは楽しめます。
硬い甲羅に覆われた蟹に槍は効かず、彼らは蟹をひっくり返します。蟹は起き上がれずに足をばたばたさせます。
ついでに彼らは蟹を間欠泉にぶち込んでとどめを刺します。
あら、茹で蟹ができちゃったわ。喰います。
しっかし島に着いたときから思っていたけど、出演者が野郎五人だけってことはないだろう。女性は?
とそこは娯楽映画です、むっちりした女性も出てきます。
無人島でしかも明らかに異様な島で男共の野生の本性が目覚めます、ってことにはならずに飽くまで五人とも紳士的なままなのが凄いところ。
冒険SF映画の王道として楽しめる。
「SF巨大生物の島」という邦題だけど原作はジュール・ベルヌの「神秘の島」だそうです。
映画の原題も「Mysterious Island」。
巨大生物しかいない島、ってわけじゃなくて、普通サイズの鳥やヤギも出てきます。
巨大な生物と普通の生物の両方いるっていう謎は後半で明かされます。
明かされた後になんだか冒険のどきどきが急激に覚めていきました。
それにしても海底を歩行できる器具?を背負っている姿はどうしても笑ってしまう。
海底で使用した電気銃にはびりっと衝撃が走る。
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