2004年11月20日土曜日

映画『三大怪獣 地球最大の決戦』

1964年 監督:本多猪四郎
BS2 録画


三大怪獣 地球最大の決戦

高田稔がぁ!自治大臣。
若林映子がぁ!金星人。

セルジナ王国はどこにあるのだろう。日本語圏のヨーロッパ、かつ中世なんだろうな。
セルジナ王国の王女が暗殺計画から逃れるためにはるばる中世からセスナ機で日本にやってくる。
しかし暗殺の手は既に回っており、セスナ機は爆破。
しかし王女は危機を回避し金星人になった。
セルジナ王国の役を任された俳優達は衣装を見た瞬間断らなかったのが凄い。

インファント島がどこにあるのか知らないが、モスラが日本にたどり着く前にキングギドラによって日本は壊滅しているだろう。
キングギドラを造型した人は凄いな。神獣の如く。
最強の宇宙怪獣キングギドラから地球を守るためにモスラがゴジラとラドンを説得する。
怪獣語があるという設定で来たか。子美人ザ・ピーナッツが訳してくれる。
「争いをやめ、皆で力を合わせて地球をキングギドラの暴力から守ろうと言っています」
「ゴジラもラドンも、俺達の知ったことか勝手にしやがれ、と言っています」
そっぽ向いてふてぶてしい顔したゴジラとラドン。
怪獣に人間のような人格まで与えてしまうとは。しかも小学生並の人格で笑える。
徹底的に娯楽作品を貫いて突き進んでいく姿勢、ってどこまで行っちゃうんだろう?今の時点でもうかなり首絞めてるぞ。
ゴジラやラドンの主張を聞いた夏木陽介は「ちきしょぅ!分からず屋っていうのは人間だけじゃないんだな」
出た!人間様のご都合主義が。ゴジラとラドンをどうやって倒すか討論していたのにキングギドラが強大だと知ったら今度はゴジラとラドンを利用してキングギドラを倒させようとするなんて。
でも夏木陽介は、王女の性格を取り戻した金星人若林映子に「そなたは・・・誰じゃ?」と聞かれて、「私は日本の警察官。そしてあなたのボディーガード!」とクールに決めてくれたからOK。
「ボディーガード」と言いつつ振り向いてかっこよく暗殺者に銃弾を撃ち込もうとするが暗殺者の銃弾であっけなく拳銃をがけ下に落とされてしまう夏木陽介の「あっ」という間抜けな表情もGOOD。

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