at ギンレイホール

職業訓練校で木工クラスを担当するオリヴィエ。生徒は四人(だったかな?)。
アットホーム、というわけではない。オリヴィエは生徒に怒鳴りつけるか命令するかってだけ。
生徒の方は無口で厳しい先生であるオリヴィエを嫌っているかといえば別に嫌いでも好きでもない模様。というか生徒達ってなんもセリフがなかった気がする。
くら~めの雰囲気。オリヴィエもなんか変質的で怪しい感じ。
この訓練所に新たに生徒が一人やってくる。彼は木工クラスを希望するがオリヴィエはもう生徒の数が多いからうちでは取れないと断る。
でもその後のオリヴィエの行動が怪しい。窓から覗き見したり、いつもは行かないところで昼飯を取ろうとしたり。
やっぱり変質者?
オリヴィエはなぜか一度断ったこの新入生を木工クラスに受けいれる事にする。
もしや少年愛か。
いやいや、ストーリーが進むにつれ、オリヴィエがなぜこの少年に興味を持つのかという理由が明らかにされる。次第にというか唐突に明らかにされる。
この映画はなんでも重要なことは唐突なのである。
セリフが異様に少ない。そして音楽が一切ない。カメラは全て手持ちカメラで、登場人物の動きを偏執的に追い続けていく。
後半、オリヴィエがいつ少年に事実を告白するかと期待しながら座席の充実野菜に手をのばした一瞬でさらっと告白してしまったオリヴィエを見て、唐突な緊張と供に手に持った充実野菜もそのままに画面に食い入るのであった。
結構じんわりする映画で面白い。僕はうるさいのが嫌いだから下手に音楽があるより全くないほうが素晴らしく清々する。
0 件のコメント:
コメントを投稿