24年積み重ねた記憶のピースが頭の中で全て崩壊して、沼の中でどろどろに溶けてしまった気がする。
これ以上頭が悪くなるのは困る。
のどがからからに渇いていたので大量に水を飲んでからまた布団に入る。
隣人の女性が家を出る音を聞きながら再び眠りに入る。
昨夜は中学の同窓会があった。
変わった人、変わってない人、様々だが、女性は押しなべて変わっていた。そして皆綺麗になっていた。
酒をがぶがぶ飲みすぎた。しかし残っている吐き気はたばこによるものだろう。
何度目覚めては寝てを繰り返したか分からないが、午後1時過ぎにようやく布団をたたむ。
まだ気分はすぐれない。
ホットココアを飲む。パンを買うのを忘れたので一口サイズのクランチチョコを2つほおばる。
なにか放心して何もする気が起きない。
酒を飲むと気分が鬱屈する質であり、仕事でさんざん嫌な思いをした週の終わりにあった同窓会だったため、いまいち乗れなかった。
気分転換が苦手なことを恨む。
同窓会の消化不良具合がそのまま寂しさになった。
カーテンを開けると陽が差し込む。
暫く眺めてから外着に着替えて家を出た。
自転車をゆっくりこいで池上本門寺にむかう。
天気がいいと思っていたけど、次第に曇ってくる。微妙に寒い。
本文寺を散策してから街を見下ろせる高台で一服する。
ふと池上に住む友達に洋楽のビデオを貸したままだったことを思い出して電話をしてみる。
つながらなかった。
空はどんより曇っていた。
今度は昨日5年ぶりくらいにあった友達に電話をしてみる。
彼の家にべろんべろんになったもう一人の友達を置きざりにして昨夜僕は帰宅した。
死んだように眠っていた彼が今日ちゃんと帰ったかを確認して電話を切る。
腹が減ったので蒲田に向かう。
東口のミスタードーナッツに入ろうとしたが混んでいたので、2件となりの喫茶店に入る。
200円の安いホットコーヒーを頼み、食べ物は選ぶのがめんどうになったのでコーヒーだけ持って2階に上がる。
窓際に座ってぼーっとする。
向かいに見える蒲田の駅ビルや歩く人の流れを見ながらたばこを吸ったり、高橋三千綱の短編を読んだりして時間を過ごす。
1,2時間ぼんやりして、暗くなった頃に店を出る。
マックに行き、落ち着かなかったので腹ごしらえをしたら早々に出る。
駅ビルの本屋やCDショップをうろつく。
夜の蒲田、駅前のごみごみした人に埋もれてふらふら歩いてみる。
たいして面白くもないことに気づいて帰宅する。
0 件のコメント:
コメントを投稿