at ギンレイホール

名作『コーカサスの虜』のセルゲイ・ボドロフ監督作。
サーカスのブランコ乗りの少女ローラ(レベッカ・リリエベリ)。ローラはある日小熊を買ってもらう。
小熊はすくすく育ち、しかも愛しすぎたゆえか熊は人間に変身できるようになった。
ファンタジーものだ。でも人間に変身できるなんてどうでもよかったな。熊は熊のままでいいよ。
捨て子(実は違うのだが)のローラが愛情を疑いなく向けられるのは熊しかいない。
ローラは少女であり、熊は猛獣。必然的に映画全体で悲しさを帯びる。
ラストを見るとああ、このラストを違和感なくするために熊が人間に変身っていうのをまかりとおしたのかと納得するけど、なんかさみしいなぁ。
少女と熊が抱き合ってダンスをするシーンは予告編で見たときより印象としてさらっとしていた。
なんかストーリー上で劇的な展開があった後、悲しげに街中で熊とダンスして、回りに見とれる人だかりができるというシーンだと勘違いしていたから。
熊の変身した人間を演じるのはセルゲイ・ボドロフ・Jr。中村雅俊が整形に失敗したような顔をしている。
後で知ったことだがこの俳優『コーカサスの虜』のワーニャ役の人だった。しかも2002の9月に他界してしまったらしい。
ご冥福をお祈りします。
ローラ役の子はかわいいね。
にしても期待の割りに少しだけもの足りなかった。
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