at ギンレイホール

主演エマニュエル・ベアール。
顔はもう結構おばさんになっているのに脱いだら凄い。
なんかこの"脱いだら凄い"ってパターン最近あったなぁと考えてみたら『ピアノレッスン』のホリーハンター。
顔だけ見ていると少しもそそられないのに、脱いだら完璧なまでの体のラインと張りにびっくりしたあのホリーハンター。
今回のエマニュエル・ベアールも相変わらず美しいとはいえ老け始めの顔に似合わず20代かと思うぴちぴちした裸体に驚く(本物?)。
それにしてもエマニュエル・ベアールって痩せたよなぁ。
『美しき諍い女(いさかいめ)』の時はもっと太っていた気がするけど。
第2次大戦下のフランス。戦火に包まれるパリから南仏に逃げるエマニュエル・ベアールと2人の子供。
南仏へと行進する群集を突如襲うドイツの戦闘機。
道の縁でおびえながら伏せている人たちの上に戦闘機から黒い物体が重力に従い降ったかと思うと大爆発。
一つ、二つ、三つ。
爆発で吹き飛ぶおっさん。子供達をかばって泣きながら(確か泣いていた)伏せるエマニュエル・ベアール。
これが本当に戦闘機から爆弾が投下されているかのように見えるんだな。だからエマニュエル・ベアールと一緒に僕は泣いたよ。
ストーリーはこの戦闘機の爆撃時に知り合った青年とエマニュエル・ベアール親子が森の奥深いところにある立派な無人の屋敷で戦争が終わるのをひっそり待つ話。
戦時下なのに人間の戦争なんて無縁に広がるフランスの自然に覆われひっそり佇む屋敷で登場人物一人一人の心の揺れ(変化)がもろくも力強い躍動を見せる。
過去、現在、未来。人間はどれを真摯に見つめるのが一番いいのだろうな。
結構面白かった。見ていて何度も緊張させられるし。
ラストシーンってなんだったんだろう。意味ありげに知らんおっさん映してるし。
「巨匠アンドレ・テシネ監督」・・・って言ったってボクしらな~い、って思っていたけど『夜の子供たち』という映画を以前見ていた。
『夜の子供たち』はめちゃ面白かったのさ。
この監督、もう2,3作見て気に入ったら好きな監督リストに入れよう。
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