at ギンレイホール

池脇千鶴っていうのは役者の雰囲気持ったいい女優だな。
そして妻夫木君。あんまし好きじゃないのだけど、この映画の役ははまっていたような気がする。
池脇が演じるジョゼは両足が不自由で歩けない。ばあさんと二人で暮らす。ばあさんはジョゼをあんたは壊れ物だと言って彼女の存在をひた隠す。近所にはばればれなんだけど。
妻夫木君が演じるのは、性生活を謳歌する(といったら言い過ぎか)大学生で、ちょっとちゃらちゃらした雰囲気の恒夫君。
この二人が偶然出会う。その出会い方はなんだか劇的にしようとして失敗しちゃったような出会い方なんだけど。
この映画の時代設定っていつなんだろう。
登場人物があからさまに身体に障害がある人に対して差別意識を全開にしている。
痛いなぁ。
幸せ絶頂の二人に微かに漂いだす不安感もこれまた痛いなぁ。
冒頭、スナップ写真をスライドしながら妻夫木君が思い出の過去を回想する。
う~ん、意図的にやっているのか。それとも真面目なのか。なんかちゃっちくて痛いなぁ。
ラストの池脇千鶴の表情が凄くいい。前向きなんだけど顔の内側にしまいこんだ感情が胸をしめつけて痛い。
音楽が少しうざい。
最後の展開は決して唐突ではないにしろ、ちょっと不満。
まあまあ面白かった。
映画っていうか池脇千鶴が良かった。
見終わった後も感情が尾を引く。なんか今日は困ったなぁ。寿美さんと千鶴ちゃんに参った一日。
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