川野夏美が着物着てるの初めて見た。「りんりんりんどうはこ・む・ら・さ・きぃ~」
この人着物の方が断然いいな。
島津亜矢が最近歌っている「帰らんちゃよか」っていう熊本弁の歌があるのだけど、ばってん荒川さんのカバーらしい。
ばってん荒川さんは熊本県を中心に九州全土で活躍中。
1937年生まれ。19歳(18説も)でお米ばあさんを生み出し、芸名をばってん荒川とする。昭和45年33歳でレコードデビュー。
そんで今回収録場所が福岡ということもありばってん荒川さんが出演していた。
何を歌うんだろうと思っていると「帰らんちゃよか」を歌ってくれた。
お米ばあさんの格好で語りかけるような歌い方。声は男そのものなんだけど母(ばあちゃん)の優しさや強さがにじみ出ているように見えるのには感服する。少女みたいに可愛らしかったりもするし。
お米ばあさんの後続けて島津亜矢が同じく「帰らんちゃよか」を歌う。
この並列は結構面白かった。
年齢も性別も歌い方も全く違う二人が同じ曲を続けて歌うって滅多に見れない。
キムヨンジャは乙女だなぁ。
番組後半いよいよスペシャルショー。
演歌界きっての実力者田川寿美と大川栄策。
スペシャルショーっていつも1,2曲他の出演者が応援(コーラスやらプチコント)に加わって華やかに展開するんだけど、今回は完全純血2人だけのスペシャルショー。
なんて地味なんだ!しかもあれっと思ったら終わってしまう。
30分じゃ短い。
消化不良具合はそれだけ歌で堪能させてもらったからか。もっと聴きたいよっていう。
初め、寿美さんの響きのあるファルセットと栄策さんのぼそっとしながらも質感のある渋い声がどうも合わない気がして違和感があった。
でも何度も何度もこのスペシャルショーを繰り返し見ていると段々気にならなくなってくるな。気にならないっていうかむしろ当たり障りのない綺麗なハーモニーを聴かせてくれるよりは個性がそのままさらけ出された状態でぶつかりあってる方が面白い。例え合ってなくても。
寿美さん森山直太朗の「さくら」歌ってた。この曲聴いて気づいたけどこの人の声って滅茶苦茶かっこよかったんだ。
栄策さんはギターの弾き語りで「人生の並木路」を歌う。このショーで歌われた中でトップクラスに渋く地味だった。
よく見るとギターを乗せた足がぷるぷる震えていた。
地味だなんだといいつつも栄策さんほど情感を湛えた歌を聴かせる歌手もいないんだけどな。
「人生の並木路」の後、舞台後ろの段の上に立っていた寿美さんを栄策さんがエスコートして舞台中央に連れて行くという演出らしい。
だが歌い終わった栄策さんがギターやヘッドセットマイクを外すのに手間取っていたため、寿美さんが段を降りる手前で立ち止まってしまっている。
置き終って寿美さんの方を見た栄策さんは寿美さんが待っていることに気づいて慌ててぱたぱた駆け寄った。失礼な言い方だけどおっさんのおちゃめさを醸し出した見事な走り。
駆け寄りだした栄策さんを見た寿美さんは「わおっ」てな感じで両手をぱっと広げてみせるフォローもあり。
無事エスコートされて段を降りれた寿美さんと栄策さんが「二輪草」をデュエット。全くいい夫婦だ・・・ん?あか~ん!
寿美ファンサイトから得た情報によると会場では寿美さんの声が栄策さんの声を掻き消すくらいよく響いていたらしい。というか寿美さんの声しか聞こえないくらいの勢いだったらしい。
放送ではミキサーが上手い事編集したのか。
ところで今に始まった事じゃないけどBS日本のうたのカメラワークと編集にはかなりむかつく。
せわしなく切り替わるカメラ。無意味に揺れるカメラ。思いついたようにズームインするカメラ。全身を見たいときにアップになっているカメラ。無意味にパンするカメラ。
上下左右に揺れる揺れる。せわしなくカメラは切り替わりながら。
うざすぎる。
ああ、そうだ9/2に振り込んで9/11の朝にチケットが届いた。寿美さんの渋谷公会堂のコンサート。
クラシックや現代音楽のコンサートは昔よく行ったけど、歌手のコンサートって初めて。出不精だから。
楽しみだな~。
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