at ギンレイホール

予告編でちらっと見たとき、金髪の子供は少女なのかと思っていたけど少年だった。
少年の方が友情や勇気が深いか。
でも少年期の純粋な恋愛も見たかったなぁ。「恋のはな~さく~ 麦ば~た~け~」なんだから。
イタリアの小さな村。広大な麦畑を少年達がその成長する命を惜しみなく燃焼させながら駆け抜けていく。
黄金色に輝き豊かに揺れる麦畑には圧倒される。
青く突き抜けた空の下に存在する小さな村の住人は皆素朴で温かく、と思いきや村は貧困なのでしょう、大人たちにはある秘密の闇があり・・・
少年ミケーレはある日、家から遠く離れた廃屋の側で秘密の地下室を見つける。
地下室には血だらけで汚れた不思議な金髪の少年がいた。
しっかしこの少年の登場シーンはどんなホラー映画よりも怖かった。心臓飛び出るっていうのはこういうときに使うもんなのだと納得。
『夏解』を見たとき、無意味に驚かす演出は大っきらいだと思ったけど、この作品ではそれほど怒りが湧かない。
少年の視点で描かれているから、少年と一緒に常に冒険気分だったし。
ミケーレの妹マリアが面白い。
可愛らしい少女だが野暮ったいメガネをかけていて、リカちゃん人形みたいなお人形さんを水の中で溺れさせて遊んだりお人形さんを持つときは髪の毛を握り締めてぶらんぶらんさせていたり。
なんか怖い。
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