BS2 録画
1939年、ドイツはポーランド・ドイツ不可侵条約を破ってポーランドに侵入した。(第二次世界大戦が始まる)
ポーランドにはナチスに協力する人間が誰一人もおらず、ナチスはポーランドに傀儡政権をたてることができなかった。
徹底的な抵抗は犠牲者を多く生み出す。
また、ナチスにより虐殺されたユダヤ人は、ポーランド出身者のみでも270万人にのぼるそうだ。
戦時中ポーランドはドイツとソ連によって分割されている。
ソ連の支配領域はというと、こちらも変わらない。収容所送りや虐殺で多くの人が殺された。
特に「カティンの森の虐殺」では4000名を越えるポーランド軍将校が殺されたとのこと。
1944年8月、ナチスはその勢力を失いつつあった。ポーランドワルシャワの住民はソ連軍の来援を期待して蜂起する。
だがソ連軍は動かなかった。
ワルシャワはナチスによって徹底的に破壊される。
戦後のポーランド支配を目論むソ連にとってはナチスがイギリス寄りの蜂起指導者達を一掃してくれる方が都合が良かった。
1945年2月、米英ソによるヤルタ会談でポーランドをソ連が治めることが認められる。
ワルシャワに国民統一政府が発足される。
ポーランド人が望む望まないを関係なく、ソ連主導の国民統一政府によりポーランドは社会主義的な道を歩むことになる。
そんでこの映画の話だけど、年代は1945年、ドイツが敗戦したあたり。
ワルシャワでの激闘を生き残ったマチェクとアンジェイは、信念の強いコミュニストである県委員会の書記シチューカを暗殺しようとする。
政治背景を知らなくても面白く見れる。
時代の波に否応なしに呑まれ、疑いなく道を歩んでいた青年が国と時代と、人生の喜びと悲哀を一身に受け止める悲劇。
・・・うーん、ポーランドの歴史を調べて書いただけで疲れた。
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