2004年9月16日木曜日

映画『ビッグ・フィッシュ』

2003年 監督:ティム・バートン
at ギンレイホール


ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション

サンドラ(アリソン・ローマン)よりかはジェニファー(ヘレナ・ボナム=カーター)の方が好きだな。
エドワード(ユアン・マクレガー)は妻を想い、よくとどまった。

老齢のエドワードは今病床についている。息子のウィルはここ3年ばかり父親と口をきいていない。
それというのも、話し上手の父は身長3M以上はあるだろう大巨人と旅をしたとか、魔女のガラスの目を通して自分の死に方を見たとか、蜘蛛や木々が襲いかかってくる危険な山道を抜けると夢のように幸せな村があった、等々ファンタジックなお話を幾百も持っていて、ウィルは幼少期は面白かったが大人になった今ではとても信じられない話ばかりで父の真の姿が全く見えないことに戸惑っていたのね。
息子から見たら父はただのほら吹き男だったのさ。どこまでが事実でどこからがホラか。真面目なウィルにはその曖昧さが納得いかない。

父の話は全て映像化されている。大巨人や魔女に狼男にビッグフィッシュ、一夜にして庭に敷き詰めた水仙とか。
これがファンタジックかつロマンチックで結構面白い。
ラストのシチュエーションが劇的にファンタジー話の意味を解き明かしている。
いい夫だよエドワードは。それだけにジェニファーが寂しい。

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