2004年9月26日日曜日

映画『ひまわり』

1970年 監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
BS2 録画


ひまわり

ソフィア・ローレンの魅力をどう説明しようか。
ほりが深く、厚ぼったい二重まぶた。骨っぽい顔に大きい口。閉じた唇は彫刻のように美しい。
顔の造りは好きじゃない。かつ、もうおばさんだし。
でもなんでこんなに魅力的なんだろうねぇ。
浜辺でマストロヤンニに「君の家こそ農家では?」と言われ「うちは理髪店よ」と返す。この時ソフィア・ローレンが、「はんっ、ふぇへーん」と眉を上げて小さく言うのね。憎らしさに可愛さを含んだ演技の自然さ。
また、二人の結婚式で教会から走り出すソフィア・ローレンの嬉々とした表情よ。
一個一個書いていてもきりがない。ソフィア・ローレンが内に秘めている激情と宿命的に持っているんじゃないかと感じさせる不幸さに惹かれるのかな。(それも演技?)
ちなみに惹かれるというのは女優ソフィア・ローレンに対してで、顔立ちでいえば断然ロシア娘を演じた色白リュドミラ・サベリーエワさんがいいよな。

作品は戦争によって間を引き裂かれた夫婦の運命を描く。

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