2025年12月28日日曜日

映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』

2024年 監督:ソイ・チェン
製作国:香港
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80年代香港の九龍城砦を舞台に繰り広げられるギャング抗争カンフー義理人情友情ドラマ。
なんかジャンプ系の漫画にありそうなストーリー。
まあまあ面白かった。

サモハンキンポーが出ているの知らなかったから、おおって思った。
小物のボスって感じで、知らない人が見たら年齢、体形からしてもめっちゃ弱そうに見えるんじゃないだろうか。
しかし我々はサモハンが激強なのを知っている。
お前小物のボスじゃなかったんかい、ってくらい強い敵として後半でラスボス級に立ちふさがる。
さすがに年齢もあるしカンフーアクションはカット割り多く控えめではあったけど、元気なサモハン見れて満足だ。

主演はレイモンド・ラム。
その友人達にテレンス・ラウ、ジャーマン・チャン、トニー・ウー。
なんか残念なのはレイモンド・ラムが主役のオーラが無いところ。
友人達がオーラのあるイケメン揃いなので主演が霞みまくる。
レイモンド・ラムで画像検索すると髪が長いとイケメンに見なくもないな。
なぜに坊主頭にしたのか。。

主人公の父役にアーロン・クォックも出ている。懐かしい。

主人公の男が九龍城砦に滞在したのってどのくらいの期間だったんだろう。
数か月とかかな。
その程度の期間の付き合いで、全てを失うほどの戦いに身を投じるほどの友情ってなんだろう。
4人が仲良くなるきっかけのエピソードは鮮烈とはいえ、主人公の男だけはまだ付き合いの浅いよそ者感がある。
そんな男より、長い付き合いで大恩あるボスや九龍城砦の人々や生活の方が大事じゃないのか。
葛藤なく主人公を助ける方向に当たり前のように向かっているからちょっと待てと思った。

ラスボスお前かい、って感じだけど、あの癇に障る笑い方とか派手な格好とかなかなかキャラは立っていて面白い。
お前がラスボスになったら主人公が狙われる理由がなくなるだろうっていう。。
最終決戦は漫画的でなかなか見ごたえあった。
ただ、ちゃんとしたカンフーアクションが見たくなってきたりもする。

2025年12月20日土曜日

映画『夜、鳥たちが啼く』

2022年 監督:城定秀夫
製作国:日本
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何本か見ているのにどれも作風が違いすぎて本当に同じ監督なのかっていう不思議さから最近よく見てしまう城定秀夫監督作。
濃い顔がくさやのように効いてきてなんか気になるカトウシンスケも脇役で出ているので見てみた。

売れない小説家の慎一(山田裕貴)の家に、裕子(松本まりか)とその子供アキラが引っ越してくる。
慎一は庭のプレハブに自分の荷物を移動し、空いた家の方に二人を住まわせようとしている様子。
二人は恋人でなく友達(知り合いレベル)のような関係に見える。
新しい家を探すつなぎとして居候するような形らしい。
次第に裕子は離婚したてとか、慎一には過去に恋人がいたとか細々した情報が小出しにされていく。
仲いいようでどこかよそよそしい慎一と裕子の関係は中盤でやっと判明する。引っ張るねぇ。
ここでカトウシンスケが出てくる。
おお、ひげ面がかっこいい。本当のちょい役だったけど物語上重要な男で、くず男がよく似合うな。

全体的にはまあ普通な感じだった。
文芸よりの作品。こういうのも撮るんだね。
お話としてはちょっとした短編小説でさらっと流すのに丁度よさそうな話を長編映画に引き伸ばしてなんか薄くなっているような。
情報を小出しにする脚本はよくできているとは思うが。
致命的なのは主人公慎一がなかなかに魅力のない主人公っていうところ。
根暗で切れやすく嫉妬深い男。
アキラと接しているシーンは根暗で子供の扱いに慣れていない男が無理に陽気さや無邪気さを作って接しているような痛々しさがある。
というかもしやそういう演技なのか。だとしたら凄いな。あの根暗さがあるから、踏切で感情が崩壊するシーンや、子供たちとだるまさんが転んだしている時の笑顔(少し狂気を含む)が生きてくる。

画作りはなかなか堅実で奇をてらったことをしないからそこは安心感がある。
家からプレハブ小屋の中が見えるまでのドリー(冒頭と中盤の2回ある)とか、喫茶店の中からの視点で裕子が店に入ってくるまでのシーンとか結構好き。

濡れ場はバストトップを見せなくても官能的に仕上げるのはさすがだな。

城定監督作に共通するのは何かしらくすっと笑えるシーンが真面目に挿入されるところかな。
野球選手のアナウンサー無視した勝利者インタビューとか。
3人でだるまさんがころんだの時に松本まりかが滑ったのはあれはマジなんだろう。
このだるまさんからの流れで野球選手と警官が押し寄せてくる一連の長回しはなかなか意味不明で面白い。
結局あの野球選手ってなんなのよw

宇野祥平も先輩作家役でちょい出演。

2025年12月13日土曜日

映画『HK/変態仮面』

2013年 監督:福田雄一
製作国:日本
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子どもの頃ジャンプで読んでいたな。
調べるとたった1年しか連載していなかったのね。
少年誌ギャグマンガの映画化ということで福田雄一監督はなかなかうってつけではないか。
ただ、個人的にはトリックあたりから流行りだした役者がやるゆるい笑いが大嫌いで、福田雄一とかその系譜だからそんなに好きじゃない、ってところが見る前の不安。(勇者ヨシヒコはまあまあ見れた)

結果、変態仮面の映画化というか変態仮面をベースにした福田雄一映画って感じだった。
おなじみの佐藤二郎とムロツヨシが濃すぎる。いいという意味じゃなくてちょっとあの笑いが苦手。

主人公の色丞狂介役に鈴木亮平。
なにこの肉体美。鈴木亮平以上にこの役をやれる役者は存在しないってくらいはまり役。
男子高校生が一人も高校生に見えないところも一種のギャグになっているので年齢が全く合っていないのは気にならない。
母親役の片瀬那奈と2歳しか違わないのね。
片瀬那奈の女王様役がいきいきとしていて楽しい。

ヒロインに清水富美加。
彼女の数年後を誰が予測できようか。。

この映画で一番頑張っていたのは安田顕じゃないだろうか。
鈴木亮平と一緒の画面に映るなんてどんな拷問だ。
安田顕自体別にそれほど貧相ってわけじゃないんだけど鈴木亮平があまりにも仕上がっているので対比でやばいことになっている。
鈴木亮平の方はマスクの上にパンツかぶっているしあの肉体美で少しも変態っぽく見えないんだけど、安田顕の方は顔に直接パンツかぶっている色白貧相なおじさんっていうので紛れもなく変態なのね。

岡田義徳や塚本高史や大東駿介や芸人がちょい役で出演している。
他、高畑充希や木南晴夏も出ていたらしいが探しても見つからないのでネットで調べたら、スカートめくりの報道シーンで二人とも出ていた。
スカートめくりの方しか見てなかったから全く気付かなかった。。
このちょい役で出ている人たちってなんなんだろう。変態仮面のファンなの?福田雄一の映画に出たかったの?

ネットで漫画の変態仮面の1話が見れたので久しぶりに見たら結構絵上手かったのね。
変態仮面が鈴木亮平をあてがきしたんじゃないかというくらい一致していて怖いw


2025年12月7日日曜日

映画『武士道シックスティーン』

2010年 監督:古厩智之
製作国:日本
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誉田哲也の中ではめずらしく嫌な気持ちにならない爽やか名作青春小説の映画化で、監督は日本映画史に残る傑作『ロボコン』を撮った古厩智之。
ダブル主演で、
幼いころから剣道やっているエリート磯山香織役に成海璃子。
中学から剣道初めて超マイペースで温厚な西荻早苗役に北乃きい。
なかなかいい配役な気がする。
期待できる要素が多い中、剣道の演出がどうしてもしょぼくなりそうなのが心配。『武曲』は残念だったけど、『武曲』程高度な剣道描写は必要なさそうだからなんとかなりそう。
で、鑑賞終えての感想は、全体的になんか普通。。

冒頭の剣道シーンからなぜに突然棒立ち?みたいな違和感で始まるしな。
成海璃子はちょい大根気味。配役合っているかと思ったけどストイックな女剣士にしてはちょっと体格が鈍重そう。
でも凛々しい表情は時折ハッとするほど美しかったりする。
やっべいってーーw

ストーリー展開もなんかいろいろ強引だったな。
腕を怪我した後高台で一人あぐらをかいて座っている磯山のシーンはなかなかよかったんだけど、このシーンの後暗雲描写があって唐突に磯山が剣道やめる。えっ?
他にも早苗が日本舞踊やっていてその独特な足さばきのルーツになっているっていう設定もはしょられていたしな(映像での再現が難しかったのか、、それほど気にするような凄い剣道描写にはなっていなかったけど)。

早苗の友達っていう脇役になんか脇役っぽくないオーラ放っている子がいる。
小顔でスタイルしゅっとしている美人で、女優名見たら山下リオ。なんか聞いたことある名前。
ファッションモデル兼女優らしい。
出演作見ているとあまちゃんの宮下アユミ(GMT徳島)役とか映画何本かで見ているみたいだった。覚えておこう。

早苗の姉役の小顔ギャルは波瑠だったのか。
その恋人役には賀来賢人。