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2021年9月25日土曜日

映画『キネマの神様』

2021年 監督:山田洋次
製作国:日本
at ギンレイホール




このシーンは志村けんが演じていたらこんな感じかな、みたいに想像してしまう。
志村けんを連想させるようなものが意図的に入っているし、沢田研二自体結構意識して演技しているふうでもある。
そういう想像で楽しめる人とそうでない人に分かれそう。
私はなんか集中できなかった。

小林稔侍とか10数年ぶりに見た気がする。
テラシンって野田洋次郎だったんだな。というか朝ドラ『エール』の木枯もそうだったのか!気づかなかった。
永野芽郁かわいい。
友情出演みたいなちょい役含めで名のしれた役者が大量に出ていてちょっと食傷気味。

脚本ほとんど年齢不詳孫(前田旺志郎)作だよな。

2016年7月24日日曜日

映画『家族はつらいよ』

2016年 監督:山田洋次
製作国:日本
at ギンレイホール




なんだろう、面白かったかと言えばあるあるネタのような子ネタが散りばめられていてまあ面白かったのかもしれないけど、相当回数のあくびをしてしまったことも事実。
子ネタといっても吹き出してしまうような事もなく、むしろあざとさにしらーっとする点も多々あり。
(鶴瓶の前フリと登場だけは面白かったけど)

東京物語がインサートされた時に、ああ、なんかすべてがこじんまりときれいにまとまっているからつまんないのかなと思った。
小津のようなシンプルなバストショットの様式的安定感の裏にある底知れぬ不安感や違和感のような刺激もなく、画面も全体的に密集しすぎてせまっくるしい。
なぜ東京物語を入れたんだろう。
観客が比較しちゃうじゃん。
自信あったのかな。

長男の妻役は夏川結衣だったのか。2000年の『アカシアの道』くらいで記憶が止まっているのでこんなベテラン主婦役を演じられると全然気付かなかった。

ふと思ったけど、妻夫木聡の役を松田龍平が演じていたらどうなっていただろう。
この幸せ家族に松田龍平が紛れ込んだ、それだけで絵的にかなり面白くなりそう。

2014年6月29日日曜日

映画『小さいおうち』

2013年 監督:山田洋次
製作国:日本
at ギンレイホール




黒木華と倍賞千恵子はまったく別人だよなぁ。
というのは置いておいて、この予告編見たとき、なんか嫌だなと思ったのだけどなんだろう。
迫真の演技がどこか冷めた膜で無機的に遮断されているような違和感とかは、昔の日本映画(特に小津あたり)を見ているようでむしろ好きなんだけど、重要なせりふが始まる前にカメラが小さくぐぐっと回り込むところとか、バシッ、タッタッタって音を大きく入れているところとか、うーん、好きなはずなんだけど嫌いっていう。
古っ!って思いもあるかもしれない。

で、本編見終わった感想は、意外と普通だった。
予告編のシーンもなんか続けて見ると普通だった。
可もなく不可もなくという感じの普通。。

板倉さんは吉岡秀隆じゃなくてもう少し若い俳優だったら、と想像してみる。
加瀬亮とか松田龍平とか。

2010年11月7日日曜日

映画『おとうと』

2009年 監督:山田洋次
at ギンレイホール


おとうと <通常版> [DVD]

オールバックの女性は自意識過剰で性格が悪い、と小学生の頃に感じていた事をふと思い出した。
これは多分にオールバックだった同級生の女の子の印象によるのだけど。
オールバックって額が丸出しは当然のこととして髪の毛もびしっと頭の形に沿って撫で付けられているから、顔そのものが惜しげもなく前面に押し出されているわけだ。
顔に相当自信があるってことでしょ。
だから自意識過剰で性格が悪いっていう論理だけど、そういえば蒼井優もオールバックが多い。
やっぱり小学生の考えなんてそんなもんです、
ちなみに男のオールバックはただのハゲだ。

主演吉永小百合、笑福亭鶴瓶、蒼井優。
しっかりものの姉と駄目駄目な弟、結婚したけど離婚しちゃった出戻りの姉の娘、の三者の物語。
段々退屈になってきて、後半にボランティアに近い利益度外視の生活保護者のホスピスが登場してからは一体何の映画観ているのかよくわからなくなってくる。

役者陣がどうもすっきりしない。
蒼井優は蒼井優じゃなくても全然構わないようなしょぼい役だし、吉永小百合は原爆詩の朗読のし過ぎのせいが演技のセリフが棒読みになっているし、鶴瓶は『ディア・ドクター』のような深みが出ていないし。
主演陣が消化不良のまま有名どころが脇役でわらわら出てきてさらに邪魔する。
『幸福の黄色いハンカチ』の3人はあんなに魅力的に撮っていたのにねぇ。

とはいえ、ラストはあやうく泣きそうになってしまう。
これがホスピスじゃなくて普通に病院だったら入院費やらなんやらを姉がなけなしの金を搾り出して払わなければならず、全然違う結末になったはずだが。
都合よくできているもんだ。

鶴瓶が吉永小百合を「おねーちゃん、おねーちゃん」と呼び、義母役の加藤治子が「いい年しておねーちゃんって。。」と言う。
こう書くとなんか豪華というかかなり特異で面白い配役だなぁ、というのは置いといて、僕にも姉がいるけど未だにおねーちゃんと呼んでいる。
当たり前のように思って疑問もわかなかったけど、そうか、僕ももうとっくに「姉さん」と呼ばなければいけない年なのかもしれない。

映画『幸福の黄色いハンカチ』

1977年 監督:山田洋次
at ギンレイホール


幸福の黄色いハンカチ [DVD]

子供の頃からテレビでたまたまやっているのをなんとなく最後まで見たりして結局3,4回くらい観ている気がする。不可抗力的に。
デジタルリマスター版らしいのだけど、せっかくだから最初からじっくり観てみようかな、と。

冒頭の北海道に行くまでのシーンは初めて観た。
天井から窓、武田鉄矢の足と降りていく始まりはなかなかいい。
何度も観ているのに飽きずにさらっと楽しく観る事が出来る。
武田鉄矢と桃井かおりと高倉健という絶妙な組み合わせによるやりとりが楽しいからな。
倍賞千恵子は日本の女優の中で最も苦手な人なのであまり意識しないようにしてスルー。。。したいところだけど出演している以上見えてしまう。
「一度結婚しているけど、あんたそれでもいいの?」と健さんの顔を見ないで言いながら濡れた髪の雫を顔を無造作に撫でて払う仕種など倍賞千恵子!または山田洋次!?という感じでうげーと思う。

クライマックスの変な音楽は最悪だけど最悪だから記憶に残る。

2007年6月24日日曜日

映画『武士の一分』

2006年 監督:山田洋次
at ギンレイホール


武士の一分

ギンレイホール凄い行列。
オダジョーの『ゆれる』以来。
キムタクはまだ人気あるんだねぇ。

監督山田洋二。
主演木村拓哉。
キムタクは器用だなぁ。なんでもそつなくこなすし。
その器用さがなんの魅力にもならないところが悲しい。
でも庭先での素振りのシーンは結構迫力あって面白かった。

立ち回りのシーンはどうなんだろう。
一足一刀の間合いなんか何歩も踏み越えたところで対峙しているから怖くてしょうがない。
だって手首をちょっとひねって刀を横に薙げば相手の銅を簡単に切れる距離だし。
横に切らなくても立ち位置そのままで手だけ動かしてひょいと突けば相手を貫通です。0.1秒もかからない動作をどうやってかわせるというのか。

しっかしCGのハエはちゃっちかったな。ただでさえうさんくさい雰囲気を放った映画なのに。

でも別にそんなにつまらなかったわけじゃなくて普通に楽しんだ。
原作藤沢周平だし。どうやってもつまらなくはならないはず。
ラストでキムタクが妻の手を握った時は思わずうるっと来そうになる。
そのまま畳み掛けられたらやばかったけど、その後が妙に間延びするので冷める。

2006年12月17日日曜日

映画『男はつらいよ』

1969年 監督:山田洋次
BS2 録画


第1作 男はつらいよ HDリマスター版

シリーズ一作目。バタ~。
親父と大喧嘩して家を飛び出して以来、20年ぶりに故郷の柴又に帰ってきた寅さん。
寅さんシリーズはほとんど見たことないからよく知らなかったのだけど結構へ~と思う設定が。
・寅さんと櫻は腹違いの兄妹
・死んでしまったが秀才の兄貴がいた
まあ、そんなもんか。

演技も歌もあざとくて僕が苦手な倍賞千恵子も若ければ見れる。
というか可愛い。(若いとはいえこの頃28歳くらいだが)
僕が苦手なのは年齢を重ねた後の倍賞千恵子らしい。

人情喜劇としてよくできていて、確かに続編があれば1、2作くらいは見てみたいなと思わせる。
突然の家出→遠き地での偶然の再会と同時にマドンナの登場→櫻と博の間をかき回す寅次郎→雨降って地固まる→博の父に対して嫌いオーラを出しまくる寅次郎→父のスピーチを聞いて手のひら返しで大円満→マドンナの無神経さで勝手に失恋する3枚目
全ての中心に寅さんがいて、寅さんの魅力が濃縮されている。
寅さんの意思とは全く関係ないところで彼の魅力と人に対する行動力が結果的に周りの人達を幸せにしていく。

BSで2005年から始まった寅さん全作品放映も来月で終わる。