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2020年12月5日土曜日

映画『パブリック 図書館の奇跡』

2018年 監督:エミリオ・エステヴェス
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




オハイオ州に大寒波が襲来する。
凍死者も出る中、市が提供する避難用シェルターは満杯。
ホームレス達は身を守るため行きつけの?図書館に立てこもる。
図書館職員のスチュアート・グッドソン(エミリオ・エステヴェス)は最初こそ難色を示すが次第に彼らに協力することにする。

この事件の解決を利用したい次期市長選に立候補者の検事ジョシュ・デイヴィス(クリスチャン・スレイター)とか、大事件にして有名になりたいレポーターのレベッカ(ガブリエル・ユニオン)とか、なんかお疲れ気味の館長(ジェフリー・ライト)とか、ホームレスになっている息子を探したい敏腕交渉人(交渉してたっけ?)のビル・ラムステッドアレック・ボールドウィン)等々、外では思惑がうずまきながらも、内ではその息子やらレーザーアイを持ったビッグ・ジョージ(チェ・“ライムフェスト”・スミス)やらグッドソンの過去とかいろいろドラマもある。
陽気でバイオレンスでチャーミングで社会問題を扱いながらも頭空っぽで楽しく鑑賞できる。
全体的に人物造形はそんなに深くはないけど、こういう定型的なので固めるとそれはそれで楽しい。
館長が合流するところなんかよく意味がわからないのもあってギャグっぽく見える。蝶ネクタイをかっこよく外すのなんか全然かっこよくないしwww。
レーザーアイがメガネかけて周りを見渡したり、人をガン見したりする演技って誰がやってもそりゃあこうなるよなという白々しさが楽しい。

グッドソンの同僚でぱっつん前髪メガネのぽっちゃりマイラ(ジェナ・マローン)が可愛い。
なんやかんやいいながらも帰らずに留まるとはいい子だ。
アパート管理人のアンジェラ(テイラー・シリング)もその顎とともになかなか男勝りなさばさば感がいい感じ。

なにより驚いたのは、レポーターで馬鹿な小娘役のガブリエル・ユニオンはなんと1972年生まれ!
テイラー・シリングより12歳も上だよ~~。

2013年1月14日月曜日

映画『星の旅人たち』

2010年 監督:エミリオ・エステヴェス
製作国:アメリカ/スペイン
at ギンレイホール




ゴルフ満喫中の眼科医トム(マーティン・シーン)のもとに、一人息子のダニエル(エミリオ・エステヴェス)が死亡したという知らせが入る。
息子は聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の旅に出発した矢先に嵐に巻き込まれる事故にあっていた。
遺体の確認にフランスとスペインの国境の町までやって来たトムは、息子が果たせなかった巡礼の旅を息子の遺灰とともに歩くことを決意する。

一人息子とは決して仲が悪かったわけでもないが、よかったわけでもない。
自分の言うことをきかずに気ままに自分の人生を生きる息子とはしょちゅう軽い小競り合いをしていた。
なによりも大切だった一人息子が何を考え、巡礼の旅に何を求めていたのか?
トムにとっての巡礼の旅は、親子の対話の旅であったが、期せずして喪失から立ち直る旅にもなった。
その辺の描き方のさりげなさ、心境の変化が上手くて面白い。

トムはどちらかというと堅物なじいさんで、元々巡礼がしたくてやってきたわけじゃないからとにかく人を寄せ付けないし、巡礼の旅を楽しもうという気持ちも無い。
それでも個性的なはみ出し者が一人また一人とトムの周りに集まってくる。

"個性的なはみ出し者"と書いたけど、アイルランド人ジャック(ジェームズ・ネスビット)の登場シーンにはちょっと辟易した。
キャラ付けがオーバーすぎて、こんな感じであざとい登場人物がたくさん出てきたらどうしようかと思ったけど、ジャックは出会いの時が嘘のようにおとなしくなるし、ジャックが最後の旅仲間なのでとりあえずよかった。

エミリオ・エステヴェスは一人息子ダニエルとしても出演しているので、マーティン・シーンと本物の親子で親子役共演。

2007年6月10日日曜日

映画『ボビー』

2006年 監督:エミリオ・エステヴェス
at ギンレイホール


ボビー BOBBY

ロバート・F・ケネディが暗殺された1968年6月5日。
暗殺現場のアンバサダーホテルに居合わせた人々の長い長い一日がグランドホテル形式で描かれる。
ロバート・F・ケネディ暗殺をめぐってのストーリーじゃなくて、ケネディとはほとんど関係のない普通の人々の群集劇となっている。
ベトナム戦争、人種差別、マーティン・ルーサー・キング暗殺、大学のストライキ、アンディ・ウォーホールが撃たれ、そしてロバート・F・ケネディ暗殺。
激動の1968年の世相がそこに生きる普通の人々の目を通して巧みに映されていく。
ばらばらに見ていた人物が実は夫婦だったり等々次第に関係がつながっていったり、結局この人たちは暗殺となんの関係があるのよ、っていう疑問はラストでがっちり一致するし、群集劇の展開は結構巧みで面白い。
各組のエピソードもなかなか面白い。
特に厨房で働くホセ(フレディ・ロドリゲス)を中心としたエピソードはほんのりとした温もりが心地よい。
他のエピソードは、いろいろありすぎて忘れた。
登場人物が多いと楽しいことは楽しいのだけど、何がなんだかわかんなくなって眠い。

登場人物が豪華。
アンバサダーホテルの元ドアマン役にアンソニー・ホプキンス。
ホテルの支配人にウィリアム・H・メイシー。この人は何の映画でどんな役やってもウィリアム・H・メイシーだってわかる独特な顔しているよな。スティーブ・ブシェーミや、原健策系の。
ウィリアム・H・メイシーの妻役にシャロン・ストーン。もうすぐ50だよ、この人。美容師役で化粧も厚め。
ウィリアム・H・メイシーの愛人役にヘザー・グレアム。魅惑のベイビーフェイスももうすぐ40。
落ち目の大歌手役にデミ・ムーア。うーん。
その夫役に監督脚本もしているエミリオ・エステヴェス。
デミ・ムーアの本物の夫アシュトン・カッチャーも薬の売人として出演。
社交界の名士役にはエミリオ・エステヴェスの父親マーティン・シーン。
その妻役にはぐっと若いヘレン・ハント。
ベトナム行きを免れるために結婚を決めたカップルにイライジャ・ウッドとリンジー・ローハン。
リンジー・ローハンって体中しみが目立つ子だなと思って見ていたのだけど、よく知らないので調べてみるとこの人大人気のアイドルらしい。
ネットで写真を見ると映画と全然違う。しみは演出?