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2007年10月13日土曜日

映画『サン・ジャックへの道』

2005年 監督:コリーヌ・セロー
at ギンレイホール


サン・ジャックへの道

母親の遺産の相続には条件があった。
兄妹そろってキリスト教の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ(サン・ジャック)まで歩くこと。
大会社の社長で神経質で精神安定のための薬漬けの長男。
めちゃくちゃ毒を持ったリアリストの長女。
アル中で家族にも見放された一文無しの次男。
長男と長女は犬猿の仲。
兄と姉が喧嘩していても次男はただ酒を飲むための金をどうやって仕入れるかだけを考えていて我関せず。
とりあえず遺産を相続するためにツアーに参加。
そしてこのツアーには彼らだけではなく個性的な若者たちやいつもターバンを頭に巻いた物静かな女性などがいた。
ロードムービー。ウォークムービー?

テンションの緩急がうまくて最後まで楽しく見れる。
フランスからスペインへと続くこの巡礼路はひたすら美しい景観が続く。1500キロ。
この景観の中を体力の限りを尽くして点みたいな人間がぽつぽつ歩いているのがなんか楽しい。そしてエロティック。
開放的だからかね。
そういえば若い女の子が二人参加しているのだけど、これがどこにでもいるような普通の子なのね。
なのにこのマジックによって魅惑の匂いを放ちだすから不思議。

途中、ツアー参加者の夢が挿入されるのだけど、このあってもなくてもいいようなシーンに結構金かけているだろうCGを使っているのがお茶目で笑える。
監督は『女はみんな生きている』のコリーヌ・セロー。

2004年4月18日日曜日

映画『女はみんな生きている 』

2001年 監督:コリーヌ・セロー
at ギンレイホール


女はみんな生きている

平凡な主婦があるきっかけで謎の娼婦と出会う。
娼婦は主婦の目の前で三人の男にぼこぼこにされ瀕死の重傷。
助けられなかった事を気にしていた主婦は娼婦が入院している病院を突き止め、仕事も休暇をとって介護に専念する。

娼婦はなぜ無残にぼこぼこにされちゃったのか?その背景にはフランスの大きな闇が。
スリル溢れるサスペンス。というかかなり笑えるコメディー。
男の僕が見ても痛快だな、この映画。
男は単純で無能でバカで、女性はそのもろさゆえに賢くパワフル。
登場人物の一人一人が愛しく(←コメディのせいで)魅力的っていうのが映画を最大に面白くする。
中盤で明かされる謎の娼婦ノエミ(ラシダ・ブラクニ)の半生が悲惨で壮絶ゆえに痛快さも増していく・・・?
おもろかった。

以下さらにどうでもいい話だが。
公式サイトのキャスト紹介見ていたら「平凡な主婦エレーヌ(カトリーヌ・フロ)」や「謎の娼婦ノエミ」というように肩書き付きで配役を紹介していて、エレーヌの息子は「バカ息子ファブリス」、エレーヌの旦那は「ダメ亭主ポール」になっていた。
ちなみに「ダメ亭主ポール」を演じたヴァンサン・ランドンは名作『ガスパール/君と過ごした季節(とき)』の役者さん。