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2026年9月13日日曜日

映画『リオ・グランデの砦』

1950年 監督:ジョン・フォード
製作国:アメリカ
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メキシコ国境近くにあるリオ・グランデ河のスターク砦でカービー・ヨーク中佐(ジョン・ウェイン)はアパッチ族討伐の任についている。
そこに、数学で赤点になったことをきっかけに士官学校を退学した息子(クロード・ジャーマン・Jr)が1兵士としてやってくる。
訳があって離れ離れになっていたので15年ぶりの再会。
そして息子を追って妻のキャスリーン(モーリン・オハラ)までやってくる。
家族愛のメロドラマでありもちろんアパッチ族との闘いのアクションも見ごたえあって面白い。
個性的なキャラの面々もいいよね。愛嬌の塊の曹長クインキャノンとか小生意気なブーンとかいい奴でできる男トラヴィス(ベン・ジョンソン)とか。短い時間でピンポイントエピソードでキャラ立ちさせている。
歌が多めなのは少し眠くなるw

息子をテントに呼びつけ中佐として息子と話した後、息子の背の位置と自分の背の位置をこっそり確かめてすぐテントの外を体を反らして伺い見る一連の流れがうまい。

モーリン・オハラは当時いくつなんだろう、めっちゃ若くて美人。

騎馬の疾走は倍速にしているんじゃないかと思うほど速くて怖い。
落馬のスタントもこれ死んでなくても絶対大けがしているだろみたいな落ち方もある。
簡素な馬車なんてこのスピードに耐えられずちょっとの窪みで大破しそうで、実際車輪一個もげているから芸が細かい。

ジョンフォードの騎兵隊三部作『アパッチ砦』『黄色いリボン』に次ぐ三作目。
『アパッチ砦』は昔見たよなと思ってなんとなくこのブログ検索したら『リオ・グランデの砦』すでに見ていた。こわっ。

2026年9月6日日曜日

映画『衝動』

2021年 監督:土井笑生
製作国:日本
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大学生が好きそうなアンダーグラウンド青春もの。
ネカフェ在住の通称ハチ(倉悠貴)は薬の運び屋をやっている。
全てに無気力で死にたいと思っている。
なんかの水商売をやっている声が出ないアイ(見上愛)。
復讐相手がいなくなって怒りのやり場をなくしている。
二人が出会う。
すれ違いレベルの接点の二人だけど、その出会いは生きる気力を取り戻していくことにつながっていくのだが。。

ネカフェの従業員の子がいい。
山本月乃さん。まだあまり出演作少ないみたいだな。
あとムラジュンも出ている。
見上愛見たさに鑑賞したので見上愛ももちろんよかった。
倉君は朝ドラおちょやんの弟役の子か。

ラストはなんかもやもやする。


2026年8月30日日曜日

映画『Z Inc. ゼット・インク』

2017年 監督:ジョー・リンチ
製作国:アメリカ
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夢と希望に溢れ大手法律事務所に入社したデレク(スティーヴン・ユァン)はなんだかんだで上層階の角部屋をもらうまでに出世する。
だが、同僚にはめられてあっさり解雇。
っていうところまでなかなかのテンポのよさで面白い。
そもそも何の会社なのこれとか(たぶん法律事務所)サマラ・ウィーヴィングとのやりとりとか罠にはめられたってどういう罠なのかとか、細かいことははてなマークだらけだったものの、主眼はそこではないのでそこまで気にならない。
狂暴化ウイルスによるパニックというメインに行くまでの導入としては、テンポといい長さといい丁度よかったということ。
で、パニックが始まった後は、、まあなんというか普通。

アジア人が主演ってめずらしいよな。監督は別に中国系ではなさそう。
暴力がものいう世界で、アジア系で特別がたいがいいわけでもないスティーヴン・ユァンがなんか頼りない感じだけど、いつのまにか主人公補正で最強の男になっているw

2026年8月25日火曜日

映画『ローリング』

2015年 監督:冨永昌敬
製作国:日本
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歩いているのを横からドリーで映すのいいな。
予告編は見ない方がいいかもしれない。なんかストーリーのポイントと主要なシーンがネタバレしているような。
舞台は水戸。盗撮で辞職した元高校教師の権藤(川瀬陽太)は東京で拾ったキャバ嬢のみはり(柳英里紗)を連れて水戸に戻ってくる。
慰謝料を求める元女子生徒達といざこざはあってもなんやかんやで再会した教え子たちとなんかなかよくやっていく。
権藤に一番優しい貫一(三浦貴大)はみはりを奪い、他の元生徒達もなんか馬鹿っぽさを醸し出しつつ、元々どうしようもないくずだった権藤がこの生徒達とともにさらにくずになっていくという。

権藤=川瀬陽太が小梅太夫に似ている。
情けないくずっぷりながら、途中なぜかかっこよくみえてきたりする。隣の奥さんをいつのまにか手なずけているあたりくらいからか。
権藤とみはりの不釣り合いなカップルも、覚醒した権藤を見ているとありえそうに思えてくる。
くずってなんかもてるよね。

隣の奥さんとの絡みとかドリル延長!とかシリアス雰囲気の中でちょいちょい笑いを入れてくるの面白い。

川瀬陽太は『ナマズのいた夏』の冒頭の運転手の人か。なんか嫌な感じが特徴的で少し覚えていた。

2026年8月23日日曜日

映画『レッド・サイレン』

2002年 監督:オリヴィエ・メガトン
製作国:フランス
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アーシア・アルジェントを見るのが目的で、めっちゃ堪能した。
大人になって美人度が増してオーラが凄い。
これだけ存在感放っていると逆に女優として使いづらそうでもある。
そのせいか出ずっぱりでなく途中で出番が激減し、後半で少し復活する。
アーシアのターンが終わってレオンか!っていう展開になったときはちょっと絶望したけど、ずっと見ているとやられてしまうのでこの緩急がちょうどよかったのかもしれない。

監督はCM出身の映像作家、という情報だけ見ていて、確かに色彩歪めたり素早いカット割りだったりでなんかスタイリッシュ(うざい)。B級映画なのか真面目映画なのかも判別つかず、最初10分で見るの継続するかどうかずっと悩んでいた。特にタイトルバックの映像と音楽はどちらかというと不快な部類。
アーシアが出てくるのがもう少し遅かったらたぶん観るのやめていた。

見終わった感想としては、まあまあつまらなくはなかった。
B級になりそうでならないすれすれのところで楽しめるアクション映画。
アーシアの役の無能っぷりとか楽しい。
ホテルの銃撃戦は見ごたえある(中盤だがここがクライマックス)。
この監督はリュック・ベッソンが発掘したとか書いてあるな。だからレオン的要素入っているのか。

アリスがヒューゴーを人殺しといったシーンは父親撃ち殺したのかと思った。
あれなんなの?その後アリスも何事もなかったかのようにケロッとしているし。

2026年8月8日土曜日

映画『不死身ラヴァーズ』

2024年 監督:松居大悟
製作国:日本
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長谷部りの(見上愛)は幼少期の命の恩人甲野じゅんにずっと恋をしている。
中学生の時甲野じゅん(佐藤寛太)と再会したりのはじゅんに猛アタックし、ついには両想いに。と思ったら甲野じゅんはなぜか存在ごと消えてしまう。
そしてまた別の人物として現れる甲野じゅん。
ホラー?ミステリー?いや、青春恋愛コメディー。

見上愛の魅力を堪能するための映画って感じ。ファッションもいい。
原作は高木ユーナの同名コミックスとのことでなんか納得する。
思い人が消えるという謎に加えてじゅんの特異な病気が加わってなんかもうしっちゃめっちゃかな雑音ではあるけれど、見上愛の元気が全て吹き飛ばしてくれるわ。
まあでも正統派のきゃぴきゃぴ恋愛物見せられても困るからこれはこれでいいのかもしれない。

ロケーションがよくてどこなんだろうここ。
丘にびっしりと立ち並ぶカラフルな一軒家、ふもとでは新幹線が横切る。
山もあるし川もあるしちょっと出かければ海もある。いいとこだ。

友人役の田中君が結構雰囲気ある。
脇役で最初は気にしていなかったけど、よくみるとイケメンに見えてくる。
主演の佐藤寛太より存在感あったかも。
ああ、朝ドラカムカムエブリバディで川栄ちゃんの弟役だった子か。

冒頭の死にかけの少女がいいもの食ってんだろうなと思うほど血色よくふっくらしているのとその後の子役たちの棒読み合戦見た時に見るのやめようかと思ったw

2026年8月1日土曜日

映画『Sappy』

2025年 監督:上田修生
製作国:日本
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小説家になることを夢見る29歳の男(猪征大)はデリヘルドライバー。
名前の無い男は世の中の人々を「連中」と呼び見下している。
自分は無価値な「連中」とは違う。何より小説を書いている。小説で成功すれば価値ある人間になれる。そしてその瞬間はもう目の前にある。

エンタメなのかアート系なのか、監督は映画を撮りたかったのか小説を書きたかったのか、よくわからない映画で、なんかもやもやしたまま最後までいってあっという間に記憶から消えそうな。。

主人公のキャラがとにかく魅力がない。
むしろめっちゃ嫌な奴。
この嫌な奴がぶっ飛びすぎて逆に爽快とか、嫌な奴がいい奴になるほっこり話とか、どっちの方向に行くのだろうと思ったらどっちにも行きそうでどっちにもいかないというなんとも中途半端なもやもや感。
人を見下す奴は自分に自信がない証拠だ、等々友人やらデリヘル嬢にさんざん批判されぼろくそに言われまくるし、泣きそうなくらいみじめで情けない姿をさらしたりもするけど、最終的には嫌な奴は小説家の個性ってことで正当化される。

男の自分語りに「思春期か!」って笑いで突っ込まれるシーンがあってそれが的を射ている。
思春期の子供が大学生くらいになって思春期の妄想的考えはそのままに自己を客観的にも見れる目がついて自己批判が多少付与された、っていう感じの「思春期か!」が全編を覆っているから。
主人公の男は脚本もしている監督自身の投影だと思っているけどどうなんだろう。
全く異なるのにこういうキャラを主人公にするならやっぱり突き抜けるか改心するかの話になりそうだしな。
自己批判を繰り返しながらもこんな自分を認めてほしいっていう私小説のような感じ。

あと演出は子気味いい早いカット割りが技術的で逆にしゃらくさい。

ヒロインの川上明莉が美人。
昭和歌謡大好きなシンガーでもあるらしい。

以下少しネタバレ


ラストの暗転で終わればまだその意味不明さで印象に残ったかもしれない。
蛇足に蛇足を重ね、結局なんだったのかよくわらかず。
小林(結城あすま)はイマジナリーフレンドみたいな架空の人物ってことでいいのかな。男の理想像。

2026年7月19日日曜日

映画『シラート』

2025年 監督:オリベル・ラシェ
製作国:スペイン / フランス
丸の内ピカデリーDOLBY CINEMA




ネタバレになるから説明できない。衝撃。とにかく音が凄い。死ぬかと思った。あの音響は絶対映画館で見るべき。
等々会社の先輩に力説されて、あまり気乗りしていなかったけど見てきた。
気乗りしなかった理由は、音楽系の映画は大音量で見た後めっちゃ疲れるから。(トニー・ガトリフの映画が好きなんだけど音楽多めなのがつらい)
死にそうな音なら私は耐えられそうにない。
それと個人的に映画であまり音を重要視していない(特にBGM嫌い)ので音が凄いと言われてもあまり興味がわかず。。

なるほど、ちょっと勘違いしていた。
レイブパーティーの宗教的重低音のリズムで実際レイブパーティーに参加しているかのようなトリップ体験をする映画かと思っていた。(それならこの映画が凄いんじゃなくてレイブパーティーが凄いんじゃないかとも)
実際は、はっ!?って感じの予想外のストーリー展開と生と死の狭間の神聖さにガツンとやられる映画だった。
確かにネタバレ禁止だわ。でもストーリーを知っていても一発芸でなく2,3回は見れそう。

音嫌いといいつつせっかくなのでドルビーアトモスで見てきた。
砂漠でスピーカーを無造作に積み上げて並べるズリズリといった音が臨場感あふれる音で響いてくる。
ただ、どんだけ近づいてもそんなに大きな音しないでしょといったちぐはぐ感を感じるし、そもそもスクリーンは平面だし、なんか音が珍しくて気になってしまうしで、実際そこにいるかのような没入感とは程遠い感じはした。(すぐ気にならない気にしないようにしたけどそれではドルビーアトモスの意味が。。)
レイブの音は基本は重低音のリズムでそこに奇妙な音がのっかる感じ。
ディジュリドゥとかホーミーの音みたいなやつ。
宗教的であり少し不快感も。
そこはドルビーアトモスだからかなかなかの迫力だった。

シラートとはアラビア語で「道」。イスラムの終末論では地獄に架けられた橋のことで、それは髪の毛よりも細く剣よりも鋭いとされている。
渡れないじゃん。。
地獄とは、この世界。
内戦、レイバーの体の欠損、道路の白線、切り立った崖の道、シラートを連想させる要素はいたるところに散りばめられている。
結構宗教的な映画だと思う。

以下ネタバレあり


ルイスの変質の物語でもある。
レイブパーティーの中に全く溶け込んでいない異質な存在であるルイスとエステバンと犬。
体の欠損者も多く、レイバー達は地獄を経験してきた人たちで、レイブで踊り狂って祈りを捧げている。(サウンドシステムは荘厳な神殿のよう)
が、ルイス達にそれはない。
砂漠を疾走する普通車もまた異質。
享楽的でありながらどこか達観しているレイバー達に比べて、川を渡れず子供の前で悪態をつくルイスは都会の俗物といった感じ。
それが悲劇によって変容していく。
レイブの音楽のよさがわからない→踊るための音楽だから
という感じだったルイスがレイバー達と同じ地平に立ち、レイブパーティーを体験し始める。
この映画が凄いっていうのはここか!、ここで爆音でトリップするような異次元体験がいよいよ始まるのか、とどきどきしながら見ていると、「ぶちかませ」と共に予想外の方向からぶちかまされた。

レイブで祈りをささげることすら許されない。
そして原初の砂漠の風景は人為的な悪意に満ちた死の世界、地獄の橋の上に一気に切り替わる。
「なんで今まで無事だったんだ」
地獄を経験してきたレイバー達ですら今いる世界が常に地獄のようなものであることに気づいてはいなかった。
彼らはシラートの上にいることにやっと気づく。

思えば現地の羊飼い(神)に救いを求めたが逃げられたところからもうすでに彼らは神に見捨てられていた。
別に彼らが悪人というわけではない、普通の、いや普通よりも悲しみを背負っている人たちなのだが。

ルイスが驚くべき行動に出る。
なにやってんのこのおっさん、自暴自棄にも程があるでしょって思うが、普通に岩山にたどり着く。
予告編の最後見てよ。上半身でぷっとした体形がキュートな「神」がいるから。

神に見捨てられたのではなく神になったw
最後の水を回し飲みしているときルイスだけがいらないと言って飲まなかったのね。
ルイスが水を拒否したのは飲み口の部分めっちゃ臭そうだったからかなと思っていたけどそういうことか、もう超越していたからか!
もう少し遡ると、砂漠の砂嵐の中で倒れているところで一回死んでいるのかも。
レイブで踊り始めるまでいかなかったのもそうか。
「ルイスがレイバー達と同じ地平に立ち」どころかさらにその先行っていたルイス。
遺体をしれっと埋葬している離れ業も納得できる。

地雷原渡るときのピロリロリンみたいな不思議な効果音はよかった。
超越して神がかったルイスと、悲しみ恐怖の感情があふれ出すレイバー達の明らかに異質な物が混在しているような特殊な空間の中でこの音はさらにかき混ぜてくる。

ルイスが神になったと書いたけど、壊れた、ともいえる。
無心に、壊れないと先には進めないのかもしれない。

ビギって名前だったかな。右手が欠損しているの。「ルイス今行くよ」と感情を溢れさせ泣きそうな表情で歩いている姿とその結末が一番印象的なシーンだった。

ルイス役はスペインの大ベテラン俳優のセルジ・ロペスで、エステバンも子役。それ以外のレイバー達は素人俳優らしい。
その辺の俳優より自然で見やすくて魅力的だった。

全体的に現代の西部劇って感じもした。
荒野を走る馬の代わりに砂漠を疾走する車、どこからともなく現れるアパッチの恐怖は地雷に。
西部劇に似ているならそれはもう映画の王道だよね。
面白かった。

2026年7月5日日曜日

映画『ザ・ゲスイドウズ』

2024年 監督:宇賀那健一
製作国:日本
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和室をセンス良くサイケに装飾しまくってなにやら雰囲気のある佇まいのバンドメンバー達。
「お味噌汁」の意味不明などや顔ポーズから東京タワー近くのバイトでのやりとりでもう大分心つかまれた。
トリックくらいから始まったゆるい笑いが大嫌いなんだけど、このくらいならちょうどいい。
装飾のセンスもいいしセリフも面白いしちょっとした細かい動きに至るまでめっちゃいい。
警備員バイトのやりとりのぶかぶか制服とか威嚇の絶妙さとか去る時の歩き方とか。
出待ちのファンの青年が話しかけるときの足の出し方とかさ。
短めの映画見ようとして適当に選んだのに大当たりじゃんって思ってうれしかったけど、なぜか段々と失速していく。。
カセットテープが喋るあたりで少し冷めてしまった。

ブレインデッドを見たバッハが酒を飲みながら作ったような曲にしたい
はっ!(ひらめいた!)
ずんちゃずんちゃと演奏を始める。
このやりとりを撮りたいがために作った映画のような気がする。
あと、曲が結構いい。私のはらわた。エンディングと合わせて二回流れただけでずっと頭に残っている。なんでだろって思ったらトレイシーボーナムの1stアルバムになんか雰囲気が似ているからかな。

犬の名前がジョン・ケージw

伊澤彩織がアクション無しで出ている。のぺっとした凄くよく見た顔!誰だっけ、って一瞬思い出せなかった。普通に女優としても活動してんだな。

主演の夏子は宮崎あおいをもっと力強くしたような顔でなかなかの美人。
他の作品も見てみたい。

2026年6月27日土曜日

映画『ゼイラム』

1991年 監督:雨宮慶太
製作国:日本
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えっアニメ?いや実写か、と戸惑いながら見始めると、どこかの宇宙船だか施設みたいなところで人型の怪物みたいなやつが武装兵士を虐殺していく。
モノクロよりも粗い映像で、BGMは読経!
読経っていうチープさが多少気になるものの、何やら重厚なSFが始まる予感。
と思ったのもつかの間、舞台は一気に秋葉原へ。昔の秋葉原懐かしい。
変な格好したおっさんが馬券的中して喜んでいたりと一気にB級コメディーの世界へ。

この変なおっさん神谷(螢雪次朗)は重要な人物で、神谷と後輩鉄平(井田州彦)、そして宇宙の賞金稼ぎイリア(森山祐子)の3人が主人公だった。
冒頭の怪人がゼイラムで、3人がゼイラムと死闘(コメディ織り交ぜ)を繰り広げるお話。
SF好きにはゼイラム(第三形態まである)の造形とかに歓喜するのだろう。結構きもい。
特撮やストップモーション光学合成等、なかなか見応えがあるうえ、バトルスーツに変身とか、最後はタンクトップとかSF好きの心をくすぐりそう。
人間のサイバイマンみたいなのがぬるぬるの出来損ないになったのが一番きもかった。

SF好きでも無い場合はイリア役の森山祐子の美しさと棒読みを堪能する映画となる。
「あらゼイラムさん、ようこそと申し上げますわ」
「おもちゃはそれでおしまい?」
棒読み後のどや顔がツボるわ。

3000万の低予算で作られたらしい。
ごまかしも多いが当時の技術が詰め込まれていて結構金かけているのかと思っていた。

通行人役で桂正和の名が。
桂正和原作なのか?確かにそれっぽい気がする。と思ったら全然違った。
阿佐ヶ谷美術専門学校で雨宮慶太の後輩だったらしい。
雨宮作品の造形担当で有名な竹谷隆之、そして寺田克也も雨宮の後輩。

あと、照明に泉谷しげるがクレジットされているのは謎w

2もあるのでいつか見てみよう。

2026年6月14日日曜日

映画『インフェルノ』

1980年 監督:ダリオ・アルジェント
製作国:アメリカ / イタリア
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海外のトレーラーもあったんだけど、なんかネタバレしまくっているしこっちの方が予告編としてよさそう。
矛盾していることを言うと、この動画見るのと本編見るのは大差ない気もする。(ネタバレはほぼしていないよ)
というのも本編見ても何が起きているのか何一つ分からなかったからなw
予想の斜めをいく展開に途中からストーリーを追うのをやめた。特にキッチンカーの男。
分からなかったのは字幕がおそらくAIの翻訳だったせいに違いない。

というか音楽はゴブリンじゃなくてキースエマーソンだったのか。そういわれてみればそれっぽい。

まあしかし美女がわんさか出てくる。
冒頭から襲われていた眠気がアイリーン・ミラクルの透け乳首で一気に吹っ飛んだ。
アメリカの女優さんらしい。出演作少ないな。

アルジェントってもっと原色強めの映像の印象があったけどサスペリアの印象に引っ張られているか。
他のアーシアが出ているやつとかはそういえば普通よりの色使いだった気がする。
インフェルノでは原色の使い方が程よく抑制・主張・調和されていてこのバランスはなかなか好きな映像だった。

クレジットにないが、視覚効果でマリオ・バーヴァが参加しているらしい。

2026年6月6日土曜日

映画『ナマズのいた夏』

2025年 監督:中川究矢
製作国:日本
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地元に帰郷した大学生の達生(中山雄斗)。
友人の墓参り中、小学生時代の友人哲也(松山歩夢)と再会する。
なんやかんやで達生の前のバイトの同僚結衣(架乃ゆら)を含めた3人でこの地方都市で夏休みの数日を過ごすことになる。
3人はそれぞれ痛み、悩みを抱えていて、次第にそれが明らかになっていく、という青春群像劇。こういうの小説でも映画でも今まで一体何千作作られてきたんだろうな。
プラスで外国人労働問題とか下請け地方工場の苦悩とか介護とかいろんな要素が盛り込まれている。

映画自体の印象は普通、ありきたりといった感じ。
架乃ゆらが見たかっただけなのでそこは満足。
演技がめちゃうまいわけでもないし(むしろ下手かも)、とんでもない美人とかでもないのに気になる女優。
いい監督に会うと大化けして無駄に脱がなくてもよくなりそう。この映画ではバストトップ出す意味がわからなかったしな。

中山雄斗、松山歩夢はどういうわけか全く華がない。
松山歩夢が陽気な役柄だし、真夏の陽光の元だったりもするのに、二人そろって映っているとなんか暗い感じがする。
そこに演技の上滑り間が加わって少しきついことになっている。
演技の上滑り間は発生源がこの二人なのかベトナム人役者かはわからないけど、映画全体を覆ってしまっているのね。
そんな中映画監督もやっている渡辺紘文はただ一人役柄もあるけど強烈な印象で安定していたな。
中山雄斗は陰の雰囲気がそのまま役者のオーラみたいになってくると有名になりそうではある。

2026年5月24日日曜日

映画『TITANE/チタン』

2021年 監督:ジュリア・デュクルノー
製作国:フランス / ベルギー
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見終わって印象の大半を占めるのはグロいという感想。
子どもの頃に交通事故で頭にチタンを埋め込まれたアレクシア(アガト・ルセル)。
以降車に対して特別な執着を抱くようになる。
っていうSFチックでサスペンスホラーっぽい雰囲気。
だったのに段々とわけわからない展開になっていく。
わけわからなくてぶっ飛んでいて面白いという意味じゃなくて困惑するわけわからなさ。
映画のジャンルが変わっているのね。
カーとSEXはどこぞの男との普通のカーSEXの暗喩で、鉄の胎児も実際には普通の胎児として変換してみると人間ドラマのようにも思える。
が、人間ドラマとして見るには異物感が凄まじい。
主人公のアレクシアは簡単には手を出せないような雲の上の「いい女」だったのに、段々エロさのかけらもなくなり、性格や衝動的行動も別人のように変容する点もまた凄まじいところ。
根底は人間ドラマで、そこに異物感やグロさや意味不明感を当たり前のようにしれっと潜ませている。
ストーリーにはたぶん重点を置いていない。
圧倒的な映像美とかそういう系ではないが、不思議と映像の印象が残る。ただグロいからかもしれないけど。
見終わってもしばらく印象が後を引く映画は久しぶりだ。
普通に面白かった。

女性監督だった。なんか納得。
しかもカンヌのパルムドールなのね。「パルムドール史上最も奇天烈!」確かにw

2026年5月17日日曜日

映画『文学賞殺人事件 大いなる助走』

1989年 監督:鈴木則文
製作国:日本
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ストーリーとか役柄名とか微妙に脳の歯車が外れだす(外れている)狂気とか、何も知らないで見ても原作筒井康隆だと絶対わかるだろうブラックコメディー。

主演佐藤浩市がかっこいい。
登場人物が多くて配役も豪華というのもあるが、有名無名問わず皆生き生きとしていているのね。
1980年代の熱気と原作監督役者の熱気と夏の暑さがいい具合に一致している感じ。大垣家2階のセミと風鈴の音がいい。

役者だと直本賞世話人の男がよくて、このよく顔を知っている有名な俳優だれだっけってずっと思い出せなかったんだけど、ポール牧だった。
おお、俳優もやっていてこんないい役者だったのか。

石橋蓮司はそのエロい役柄から森林原人に見えてくる。
同人誌主催に蟹江敬三、妻役に宮下順子!
一癖も二癖もある直本賞選考委員に由利徹、南原宏治、小松方正、天本英世、梅津栄等。
OL役に片桐はいり、主人公の妹役が松本典子で兄役がラサール石井。
山城新伍は熱弁ふるって泡ふくし、しれっと団鬼六や筒井康隆も出てきたりする。

あと文学少女徳永美保子役の子が若いのになぜか濡れ場もやっていて、恐ろしい美乳だった。
甲斐えつ子。映画はこれしか出ていないみたい。
新人でいきなり脱がされて嫌になったのだろうか。闇を感じる。。
もう少し調べてみると別名高橋えつ子でグラビアとかやっていてドラマにも出ている様子。
で、高中正義の奥さんだった。
なんか桃色探偵団っていうお色気アクション映画シリーズにも出ているみたい。
ちょっと見てよこれ


音楽でごまかしているけど凄く引き伸ばした上でパンツ!
しかも唐突に現れる4人組の一人ずつのバストショット。4人目の顔!
負けじとバストショットの切り替えしからさらに一人ずつの顔のドアップ!
からの超適当なしょぼい銃撃戦!
とんでもない名作じゃないか。音楽もいいし。どこかで見れないかな。

2026年5月10日日曜日

映画『ガンズ・アキンボ』

2019年 監督:ジェイソン・レイ・ハウデン
製作国:イギリス / ドイツ / ニュージーランド
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ゲーム会社のプログラマーマイルズ(ダニエル・ラドクリフ)は、「寝るまで3つのアプリをタップするだけの人生」を送っていたが、彼が唯一ヒーローになれる時があった。
それは匿名掲示板で煽りまくること!
ある日スキズムなるサイトを見つける。そこでは犯罪者たちの殺し合いがまるでゲームのようにライブ映像で配信されていた。
ここでいつものように煽り散らかしていたら管理人に目を付けられ、なんだかんだでプレイヤーとして参戦させられる。
っていうアクションコメディー。

マイルズは手術で両手に拳銃を取り付けられる。シザーハンズかw
拳銃で物もつかめなくなった不憫さが徹底的にコメディー化される。
マイルズの対戦相手は最強の殺し屋ニックス(サマラ・ウィーヴィング)で、ど素人が敵う相手ではない。
マイルズはプログラマーということで、何かIT知識を生かした活躍をするかといえばそういう面は同僚に頼るしかないという無能さをさらけ出し、実は射撃の才能があったとかそういう要素もなく、ちょっと運がいいくらいでのらりくらりと生き延びていく。

何も考えずにぼけーと楽しみたいとか、ダニエル・ラドクリフが好きならまあまあ楽しめるんじゃないだろうか。
カメラはぐるんぐるんして少し気持ち悪い。

銃を撃つ姿が美しいニックスのスローのあとにマイルズが二丁拳銃打ってその反動であうっってなっているスローが一番笑った。

2026年5月3日日曜日

映画『スペースバンパイア』

1985年 監督:トビー・フーパー
製作国:イギリス / アメリカ
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ハレー彗星の調査にあたっていた宇宙船チャーチル号は謎の宇宙船を発見する。
内部を探索すると、そこには完全な人型をした男性2体、女性1体がコールドスリープのような状態で安置されていた。
せっせと持ち帰るクルー達。
しかしその後チャーチル号はしばらく音信不通となり、一か月後に発見されたときには船内にクルーの姿はなかった。

B級にいきそうでいかないすれすれを飛行する一大スペクタクル。
SF要素あり、ホラーあり、サスペンスにアクション、ゾンビ、ロマンス?、エロ、全てある。おっさん同士のキスシーンまである(それはいらない)
SFXがだいぶ凝っていて、特殊メイク、クリーチャー人形、ストップモーション、ミニチュア模型等々なかなか見ごたえがある。
そのSFXに匹敵する見どころがマチルダ・メイ。妖艶な美貌とグラマーで美しい裸体。登場シーンのほとんどがまっぱという。。
金と人と時間と叡智を大量に使ったSFXと文字通り裸一貫で張り合っているのはすごいことだ。


2026年4月19日日曜日

映画『欲しがり奈々ちゃん 〜ひとくち、ちょうだい〜』

2021年 監督:城定秀夫
製作国:
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城定監督の昔のエロVシネかと思っていたら結構新しい。
ポレポレ東中野の城定監督特集で『扉を閉めた女教師』と共に劇場公開されたらしい。

ストーリー自体はそれほど面白かったわけではないけど、最後にちょっとしたどんでん返しがあるっていうので70分として普通によくまとまっている感じだった。コメディ要素も楽しいし。

主演の架乃ゆらは冒頭の面接待ちの表情から凄くいい。
ちょいちょい素人っぽい演技も多くみられるものの、その存在感の魅力が補って余りある。

他の出演者もなんか有名な人なのかと思うくらい雰囲気あるな。守屋文雄、稲森誠とか。

走っているシーンのドリーは好き。

もう一本の方も今度見てみよう。

2026年3月29日日曜日

映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』

2024年 監督:阪元裕吾
製作国:日本
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たぶん一作目を超えることはもうないだろうとは思うが、三作目にしてシリーズものとしての安定期に入った感じがする。
高石あかりは朝ドラ主演したりとあれよあれよと人気女優になっていったな。
脱力系の笑いが嫌いなので二作目以降のちさとのキャラがどうも苦手。
作を追うごとにコメディ演技が過剰になっているよな。
ただ、三作目はアクション多めの日常系少な目なのであまり気にならない程度だった。
敵役に池松壮亮。
登場時は肉襦袢来ているのかと思ったw
運動神経がいいのかかなり動けて戦闘シーンもなかなかのもの。

他、前田敦子、大谷主水(元テコンドー選手らしい)等。
Youtuberのカルマはなかなかよかった。

2026年3月22日日曜日

映画『五億円のじんせい』

2019年 監督:文晟豪
製作国:日本
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高校生の青年のロードムービーもの。あまり移動はしないけど。
それにしても世間知らずというか怖いもの知らずというか、流れるように社会の裏側に足をつっこんでいく。
週刊誌記者にでもばれたらひどいことになりそうではある。
予告編はあまり見ない方がいいかもしれない。

出会いと別れを繰り返し、さらっと童貞を捨て、ちやほやされているだけのおぼっちゃんは同級生がガキに思えるくらい大人の風格を纏うのであった。
なのに当初の予定をまだ実行しようとするのかい!って思った。

主演望月歩。ぼっちゃん顔がよく似合う。
病院のお姉ちゃんに山田杏奈。子供時代の病院屋上シーンはなかなか尊い。
主人公の母親役のおばさんよく見たら西田尚美だった。
他、平田満、諏訪太朗、水澤紳吾、坂口涼太郎、松尾諭等

2026年3月14日土曜日

映画『タロウのバカ』

2019年 監督:大森立嗣
製作国:日本
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合う合わないが明確に分かれそうな映画。
面白いのか面白くないのかよくわからない映画でもあった。
私の場合どちらかというと不快感が勝っている。
社会からはじき出された少年達、未来を見ていない無敵状態の彼らの刹那的なあがきが描かれていくのだけど、それが一瞬のきらめきで輝いて見えればまだいいのだが、ひたすらに不快な苦しさだけがある。
河原で白マスクの演劇集団が出てきたときは昔のATG映画みたいな雰囲気になるし、この映画の方向性が分からなくなって混乱する。
あと皆ぼそぼそ喋るから半分くらいセリフが分からなかったw

冒頭本物の障害者の人たちがたくさん出演しているのね。
脚本とはいえ役者が結構な暴言を吐く。
本物の人たち使う必要ある?って思うけど、この不快感はこの映画の覚悟の表れかもしれない。真正面から描いていきますよっていう。(それが面白いかどうかは別)

主演菅田将暉と仲野太賀とYOSHI。
YOSHIが雰囲気あってかなりいい。歌手俳優モデルと幅広く活躍していたらしい。2022年バイク事故で逝去。
賛否両論ありそうな映画だけどYOSHIの唯一の映画出演作として貴重な気がする。
あと、植田紗々という子が意味もなく(しかもシーンとして唐突に)脱いでいる。