製作国:
Amazonプライム
廃れていく成人雑誌業界を描いたお仕事ムービー。
顔の濃さが最近くさやみたいにはまりつつあるカトウシンスケと、我らが架乃ゆらが出ているっていうだけで観始めたんだけど、なんかめっちゃ面白かった。
そういえば裸が出てこなかったなと思ったらPG12を守るためらしい。確かに未来に希望を抱く若者に見せたい映画だ!
出版不況に加えてコンビニ各社が成人雑誌の販売停止という激しい向かい風の業界に新入社員として森詩織(杏花)がやってくる。
「エロ本作れる編集者になれば、どんな本でも作れるようになるよ」
右も左も分からない入社直後のシュレッダー係から始まり、徐々に仕事をまかされるようになり連日の徹夜泊まりのハードワークを経て、1年後にはもうベテラン編集者の風格が。
杏花が凄くいい。
エロ本編集部に全く似合わない美少女で浮いていたのにいつのまにか溶け込んでいる。
「私たちはこんなことするために本なんて作ってるんですか」魂の叫びもぐっとくる。まだ2年目とかだよねと思いつつ。
群像劇っぽくもあり、登場人物達が皆魅力的なのがいい。
冴えないおっさんだけどなんか頼りがいのある局長(山岸拓生)。
年下上司にどやされる営業の人(菊池豪)。一度スマホ投げつけた後一呼吸置いてからまた営業声に戻るシーンは胸がきゅっとなる。年下上司(山口大地)の目力やばい。
パワハラ上司かと思いきや有能で安心感のある澤木(春日井静奈)。
ちょっと抜けているけど基本いい人のマスコット的巨漢酒本(西洋亮)。
独特の感性を持った自由人元AV女優のコラムニストハル(架乃ゆら)。
等々。
唯一向井英(ヤマダユウスケ)だけはいけすかない奴だったな。
全般的にはなんか切ない映画ではある。ただ、全力で駆け抜けたあの瞬間があるからこその切なさで、その先には前向きな再生が待っている、ような気がする。
面白かった。
