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2018年11月25日日曜日

映画『30年後の同窓会』

2017年 監督:リチャード・リンクレイター
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




妻をなくし、息子もなくした“ドク”(スティーヴ・カレル)はかつてのベトナム戦争の仲間を訪ねる。
寂れたバーを営むサル(ブライアン・クランストン)。
牧師になったミューラー(ローレンス・フィッシュバーン)。
息子の軍葬に立ち会うべく3人は目的地へと向かうのだが、、

ドク達は30年も会っていないものの、サルの凄まじいキャクターによってか次第に昔のノリになっていく。
3人の漫才のようなかけあい、特に喋り続けるサルの陽気さ素直さが場を明るくするが、その裏には過去や現在の悲しみも漂っている。
あくまでアメリカ視点だけど、一応反戦映画にもなっているのかな。
戦争で心の傷を負った(だろう)男たちの再生のロードムービー。

バカ騒ぎ部分だけど、実はそんなに面白いわけじゃなく、列車の貨物倉庫での会話とか何がそんなに面白いのかわからず、ああ、何一つ面白くなくても馬鹿笑いできる時代っていうのはあるよね~としらーっと見ていた。

ちなみにいつの時代設定なんだろうと思ったら2003年らしい。
何十年後かに2017年の携帯はあんなんだったのねと思われるかもしれない。

2017年4月23日日曜日

映画『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』

2016年 監督:リチャード・リンクレイター
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




舞台は1980年で、野球の強豪大学に野球推薦で入学するジェイク(ブレイク・ジェナー)が入寮してから大学が始まるまでの3日間のお話。
お話、というか、酒!ドラッグ!女!と少し野球、で押しまくる。
まだ大学生になる前の3日間で、多分自分も含めた多くの日本人の数十倍も人生を謳歌しているんじゃないだろうか、ってくらいハッスルしている。
彼らは野球エリートでイケイケだから、というわけじゃなくて、文化系の人たちまでハッスルしている。
この時代だからなのかアメリカだからなのか。
敬語がないからか自己主張が強いからか、すぐに昔からの友人かのように馴染むところも凄い。

それにしても寮生の面々が大学生に見えないくらい老けている。
役者は皆実際は30近いっぽいね。

過ぎ去りし青春の1ページを切り取った、これから先苦しいことやつらいことがたくさんあるかもしれないけど今だけは全力で楽しもうぜっていう懐かしくて能天気で楽しい映画。

2015年8月23日日曜日

映画『6才のボクが、大人になるまで。』

2014年 監督:リチャード・リンクレイター
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




いつもどおり30分前に行ったら、もう外に並んでいる人たちがいる。
当然満席。こんなに込んでいるギンレイホールは久しぶりだ。

映画は6才の少年が18歳になるまでを追った成長記録。
12年間だけど俳優/女優の交代無し。
つまり12年に渡り毎年?少しずつ撮影したらしい。
誰か事故にでもあってしまったら一気にパーだよね。よく金出したな。

まあ面白かったけど、とにかく長い。
165分あったっぽい。
満席で館内は蒸し暑く、いつもは空席の隣におっさんが座ってしかも肘掛を独占するもんだから圧迫感で落ち着かない、っていうのもあって、120分くらいでもう疲れてしまった。
12年間を描くわけだから165分でも足りないのかもしれないけどさ。

主演はエラー・コルトレーン。
一本の映画で少年が成長していく姿を見るのはなかなか新鮮。
両親役にパトリシア・アークエットとイーサン・ホーク。
姉役にローレライ・リンクレイター。監督の娘らしい。(ちゃっかり娘の成長記録も撮ったということか)
身内びいきと言いたい所だけど、ローレライ・リンクレイターが結構味があってなかなかの存在感を放っていた。

駄目な男にばかり引っかかる母親とか、青年の恋とか夢とか、ありがちといえばありがちな話だけど、12年間の断片的なスナップショットは積み重なって効果を発揮してくる。
どうせ見るなら落ち着いた環境でじっくり見たかったな。

2014年5月5日月曜日

映画『ビフォア・ミッドナイト』

2013年 監督:リチャード・リンクレイター
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




3部作の3作目だそうだ。
恋人までの距離(ディスタンス)(1995) 第1弾
ビフォア・サンセット(2004) 第2弾
ビフォア・ミッドナイト(2013)

前作をまったく見ていなくて何の思い入れも無い人間だからだろうか、なんかきつかった。

最初の方で長大な長回しが入る。
走る車の中を正面から固定カメラで捉え、前席の夫婦の会話が10分以上続いていく。
走っている車なので景色は流れていくが、それにしてもなんと動きの無い絵!
これじゃあ会話に楽しみを見出すしかないじゃないか。
車のシーンが終わるとそれなりにカメラが切り替わるようになるけど、とにかく会話、会話、また会話。
主演二人の会話の妙を楽しむ映画らしい。

で、楽しめたかというと少し微妙だった。
アメリカ人の人を小ばかにしたような声まねやオーバーアクションとか、したり顔のユーモアとか、ヒステリーとか、耳がきんきんしてどうしても疲れてしまう。
主演二人イーサン・ホーク、ジュリー・デルピーの声が嫌いになりそうだ。

でも、最後の方、数分前まであんなに睦まじかったのにいつからそんな話になったんだ?っていう会話の絶妙な流れだけは面白かった。

こういう会話ものの映画を見るといつも書いている気がするけど、エリック・ロメールが見たいな。

2003年11月30日日曜日

映画『テープ』

2001年 監督:リチャード・リンクレイター
at ギンレイホール


テープ

安モーテルの一室で物語りは展開する。舞台はこの部屋のみ。87分の密室劇。
登場人物は12人・・・も出てこず、3人のみ。

要は片思いやら嫉妬やら各々のプライドが交錯して、事実が姿を見せ始めるにつれて3人の力関係がゆらゆらと面白く揺れる話。
アメリカ人はプライド高いんだな。めんどくせーやつらだな、と思った。

気に入ったセリフ
「一体なにが狙いなんだ?」