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2006年4月25日火曜日

映画『世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す』

1956年 監督:フレッド・F・シアーズ 特撮: レイ・ハリーハウゼン
BS2 録画


世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す

有人宇宙飛行に向けて、調査のための人工衛星が打ち上げられた。
しかし打ち上げられた10基はことごとく音信普通に。
実はフライングソーサーが丁寧なことに打ち落としていたのだった!
全12基の打ち上げ計画の、最後の1基にはカメラを積むことに。
しかしそんなちんけな原因調査策でだらだら展開するよりも一気にロケットの打ち上げ現場にフライングソーサーが現れてくれる。
着陸した上になんか変なのがぞろぞろ出てくる。
のろのろ出てきた宇宙人に対して軍人がいきなり「ファイアー!」。
砲弾の直撃を受けて即死する宇宙人。
相変わらず地球人は考えなしで野蛮です。

一人殺されてもまだ友好的に協定を結ぼうと提案してくる紳士な宇宙人だったが、低能な地球人は端っからどう侵略者を撃退するかということしか頭に無い。
悪いことにフライングソーサーを撃墜する磁力砲なんてものを開発できちゃったものだから戦闘開始。
侵略者は殺せー!むきー!

宇宙人がダイナメーションかと思いきや、普通に着ぐるみだった。
じゃあこまどりはどこなのかというと、くるくる回るフライングソーサーや破壊される建造物がこだわりのダイナメーション。

2006年4月15日土曜日

映画『水爆と深海の怪物』

1955年 監督:ロバート・ゴードン 特撮: レイ・ハリーハウゼン
BS2 録画


水爆と深海の怪物

テスト航海中の原子力潜水艦のソーナーに何か巨大なものが映りこむ。
船でもない、鯨でもない何かは原潜に迫ってくる。
出力を最大にして逃げるが450メートル、350メートル、180メートルと恐ろしい速さで近付いてくる。
密室に迫りくる恐怖。これは怖い。
遂に何かに絡みつかれてしまった原潜。
でもなんかよくわからないが脱出。
後部横陀に絡みついた放射能を発する謎の物体は科学者によって調査される。
防護服を着た科学者の一人は若い女性だった。防護服の窓から口だけが除いて官能的。
・・・と面白かったのはここまで。
科学者の女性はそんなに美人じゃないうえに原潜の船長に気があるのか同じ科学者の男に興味があるのかさっぱり分からない。
自立した新しいタイプの女性を描きたかったみたいだけど思いっきり失敗。
怪物も正体が分かったらふーんって感じ。
原潜に匹敵するほどの素早さを持つ怪物だがいやに動きがとろい。

2006年3月4日土曜日

映画『地球へ2千万マイル』

1957年 監督:ネイザン・ジュラン 特撮:レイ・ハリーハウゼン
BS2 録画


地球へ2千万マイル

シチリア沖で小船に乗った男や子供が漁をしながらB級な演技をしていると、空からロケットが墜落。
あれだけのスピードで海に突っ込みながら波も立たずに静かな着水。
海上に斜めに突き刺さったロケットの中から2人の乗組員が助け出される。
助け出したところでロケットは海中へと沈んでいくのであるが、えーっと、ロケットは海底に突き刺さっていて海上に機体の一部が見えているのだと思っていたのだけど、実は斜めに突き刺さった状態で浮いていたのであった。ありえね~。

ロケットはアメリカが密かに打ち上げていた金星探査のロケットで、金星から金星獣の卵を持ち帰っていた。
この卵が孵化し、ミニチュアサイズから人サイズ、そして象と同じくらいのサイズまでたった数日で急成長を遂げる。何も食ってないのに・・・
この金星獣が主役みたいなもんだからふんだんにレイ・ハリーハウゼンのモデルアニメーションが見れる。

勝手に地球につれてこられた金星獣は醜い人間どもにただおびえるばかりのおとなしい生物だった。
しかし金星獣はあまりにひどい虐待を受けるもんだから身を守るために暴れた。
暴れられると非常に迷惑だから人間によって排斥された。
排斥の過程で動物園の象が死んだ。
人間にけしかけられて金星獣と戦わせられた象も、象にいきなり襲われた金星獣もどっちも悲しい。

2005年12月25日日曜日

映画『タイタンの戦い』

1981年 監督:デズモンド・デイヴィス 特撮:レイ・ハリーハウゼン
BS2 録画


タイタンの戦い 特別版

ギリシャ神話。
合成が少しちゃっちいが、ダイナメーションはやっぱりかっこいい。
でも前半と中盤が恐ろしくつまらない。
子供が見たら間違いなくトラウマになる恐怖のメドゥーサと意外とかわいかったアンドロメダ(ジュディ・バウカー)が見所。

2005年10月22日土曜日

映画『アルゴ探検隊の大冒険』

1963年 監督:ドン・チャフィ 特撮:レイ・ハリーハウゼン
BS2 録画


アルゴ探検隊の大冒険

途中ちょっと飽きたな。

ある王国が滅ぼされて、難を逃れた王子が復讐を決行しようとするのだがちょっとその前に冒険しようってことで、金色の羊の毛皮を取りに世界の果てまで行ってきますっていう話。
元王子ジェイソンは女神ヘラに加護されている。加護といっても5回だけ助言を与えることをゼウスによって認められたというだけなのだが。
神話の神々が普通の人間の姿で登場する。一応普通の人間より何十倍もある巨人らしい。

ダイナメーションの怪物特撮シーン登場前にもなかなか面白い特撮を見せてくれる。
白い煙がもわっと現れたと思ったら煙が人の形を成し、そのまま女性の姿になる特撮とか思わずすげえとつぶやきたくなる。
あと、特撮じゃないんだろうけどジェイソンとヘリオスが会うシーンでの空が凄い。
真っ黒な雲や太陽の光を浴びて白く発光する雲が複雑に層を成していて、それがギリシャ神殿の遺跡とマッチしていかにも「古代です」って雰囲気にどきどきする。

初めの怪物は映画が始まって30分を過ぎたあたりでやっと登場。
しゃがんだ姿の巨神像が突然首だけきりきり動かして下にいるありんこみたいな人間と目を合わせる。
動き出すどでかいブロンズのタロス。
勝てるわけない。
でも勝つ。

次に盲目の老人をいじめる怪鳥ハーピーが2匹。
大きさは人間サイズなんだけど顔が結構怖い。
強くはないが一応ハーピーはゼウスの使いなので扱いに困るっていう意味で強い。

次に人魚のおじさんが出てくる。
こいつがくそでかい巨人。
しかもダイナメーションじゃなくて実物のおっさん。
登場シーンも去るシーンもかっこいい。

そんで首が7つある蛇みたいなヒドラ。
ちょっとでかいってだけ。
首7つで一斉に噛み付いたら人間なんてひとたまりもないのだが、とりあえず勝つ。
(ヒドラにとってはちょっと太い針程度の剣がぷすっと刺さっただけで絶命)

ヒドラの牙から生まれる骸骨兵。
コルキス王はこの骸骨兵が普通の兵士より強力な存在として絶大の信頼を置いているようだが、結局は骸骨ってだけで強さはただの剣を持った兵士と一緒だよね。
勝つ。

2004年10月9日土曜日

映画『H.G.ウェルズのS.F.月世界探険』

1964年 監督:ネイザン・ジュラン 特撮:レイ・ハリーハウゼン
BS2 録画


H.G.ウェルズのSF月世界探検

1964年、人類は初めて月に降り立った。と思ったらなぜか月の岩に小さなイギリス国旗の旗が刺さっているではないか。
旗とともにあった紙片には1899年と記されている。
衝撃の事実。人類は19世紀に既に月に行っていたのであった。

1899年に月に行った人物の物語が描かれる。
重力を遮断するいかした糊を発明したイギリスのいかれた科学者と、彼の発明に目をつけた欲深き破産者とその婚約者の三人が月に行っていた。
なにしろ昼は100度以上、夜は-150度以下という世界にただの潜水服で行こうとするのだから凄い素敵な奴らだ。
さあ、レイ・ハリーハウゼンである。月になにも生物がいないわけがない。
特大のむかでの化物かとおもいきや脊椎動物だったり昆虫のような月の住人がいたり。
って特撮や宇宙船の造型がナイスとかいう感想よりもとにかく無責任で自分勝手な人間という種族をいやというほど見せつけられて辟易する。
なんてアホで野蛮なんですかねぇ。
月という未知の世界への冒険ロマンと、おい、お前今地球に住む人類の一人としてとんでもないことしてんぞっていうどうしようもない嘆きが常に表裏一体にある。
もっと責任持った行動しようよ。大人なんだから。人類史上最高のバカップルに見えてしょうがない。

2004年8月28日土曜日

映画『シンドバッド虎の目大冒険』

1977年 監督:サム・ワナメイカー 特撮:レイ・ハリーハウゼン
BS2 録画


シンドバッド虎の目大冒険

黒魔術使いだかただの間抜けなママハハだか分からないおばさんによってヒヒにされてしまったカシム王子。
王子の妹からそのことを聞いたシンドバッドは友のため、恋人のため、立ち上がった!
でもシンドバッドにはどうすることもできず、伝説の使えない賢者を探しに旅立つ。って話。

登場人物にしろ怪物にしろ間抜けすぎて、間抜けすぎる分一角の巨大原始人が哀れ過ぎる。
今まで見てきた怪物は現れてはただ倒されていく存在だったため、一際愛らしかった巨大原始人の悲哀が胸を打つ。
こんな自己中心的な人間とかいう種族に関わったがために・・・

ちなみに巨大なサーベルタイガーみたいな怪物はカーリ像に匹敵するくらい強い。
普通のサーベルタイガーですら薄っぺらなサーベル一つで戦えるとは思えないのに、このサーベルタイガーは巨大な上筋肉むきむきなのよ。
予想通り軽く引っかかれて血だらけになるシンドバッド達。勝てねーよ、絶対。
でもそこは作品に通低している間抜けさが解決してくれるのだな。

シンドバッドや乗り組み員はビージーズのギブ3兄弟かと思った。
でも後で調べるとシンドバッドはジョン・ウェインの息子だったみたい。顔が既に思い出せん。



さて、今更だけどレイ・ハリーハウゼンについて。
彼が作る怪物は着ぐるみじゃありません。ましてやコンピューターグラフィックスでもありません。
見事なセンスで造形された人形です。
合成は、俳優達の演技をフロント・プロジェクションだかリアプロジェクションで投影しながら人形の動きをコマ撮りしているようです。
骸骨騎士と人間が剣で戦うなんていうシーンも撮影できます。
この、実写とストップモーションを合成する技法をハリーハウゼンは「ダイナメーション」と名づけました。

一コマずつ撮るということは動きに残像もできず、かくかくした不自然な動きになります。
だけどこのかくかく感がなんとも不気味でかっこいいのだな。
CGのように手触りのない怪物でもなく、着ぐるみのように中の人間を感じさせることもない。全く別の生物が確かに存在している。
熱狂的なファンがいるっていうのも納得できます。

シンドバッドシリーズ3作の中では「七回目の航海」が面白いかな。どきどきさせてくれたし。
でも「黄金の航海」のカーリ像も必見だし、「虎の目大冒険」の笑いと悲しみとセミヌードも必見か。

映画『シンドバッド黄金の航海』

1973年 監督:ゴードン・ヘスラー 特撮:レイ・ハリーハウゼン
BS2 録画


シンドバッド黄金の航海

酒飲みのぼんくらな若者が立派な船乗りへとなっていく話です。
凄いのは女神カーリ像で、その6本腕にサーベル握って襲ってくるのです。しかもでかいし。
こりゃ倒せませんよね。カーリ像の攻撃を剣で受け止めた瞬間に残り5本のどれでもいいから振り下ろされれば謝る暇も無く即死です。
ましてやがに股で襲ってくるカーリ像をどうして倒せることでしょう。

他にもケンタウロス対グリフォンの対決も見れます。

ストーリーはよくわかりません。
女の手のひらにあった一つ目の刺青はいったい何だったんでしょう。
ケンタウロスとグリフォンはなぜ仲がわるいのでしょう。
とりあえず昨日1時間ばかしうとうとしながら見ていて、気づいたら朝になっていたため、今日続きを見ました。

2004年8月25日水曜日

映画『シンバッド七回目の航海』

1958年 監督:ネイザン・ジュラン 特撮:レイ・ハリーハウゼン
BS2 録画


シンドバッド7回目の航海

今回は始まって10分程度でいきなり巨大なサイクロプスが登場。
地味な巨大蟹も味わいあるけどやっぱし怪物がかっこいいよなぁ。
この映画に現れる怪物達は人間のために散々な目にあってかわいそう。
怪物だからって理由で殺されていったどこか愛らしい彼らに黙祷。

2004年8月24日火曜日

映画『SF巨大生物の島』

1961年 監督:サイ・エンドフィールド 特撮:レイ・ハリーハウゼン
BS2 録画


巨大生物の島 TREASURED COLLECTION

巨大生物の島にいきなり上陸して大迫力の巨大生物と戦闘戦闘また戦闘、などと筋も脈略もない展開はもちろんしない。
巨大生物に出会うのはまだまだ先の話。
南北戦争の時代、南軍に捉えられた北軍三人が偵察用の気球に乗って脱出を図る。
たまたま居合わせた新聞記者と、南軍の軍曹一人を道連れに。
嵐の中着陸も出来ず気球は何日も何日も遠くとおーく飛ばされる。
気づいたら気球は太平洋上に。落ちれば死。
危機を乗り越えながら飛んできたが、ついに気球に穴が開き墜落の危機。
島が見えるぞー!
しかし島まで持ちそうにない。下は荒波。
荷物を捨てろー!かごを切り落とすぞ!皆上に上れー!
南軍の軍曹や記者でも突き落とせばいいものを・・・

ついに島に上陸しました。
第一の遭遇は巨大なカキです。食います。
彼らは島を探検します。
この時ミニチュアのセットか絵か分からないけど島の風景が人間と合成されていて非常に面白いのね。異常に幻想的で。
彼らは間欠泉を見つけます。
ここで!なんと巨大蟹が突如出現!!きたー!
作品が始まって30分くらい経っていたか。引っぱってくれます。
蟹のストップモーションは楽しめます。
硬い甲羅に覆われた蟹に槍は効かず、彼らは蟹をひっくり返します。蟹は起き上がれずに足をばたばたさせます。
ついでに彼らは蟹を間欠泉にぶち込んでとどめを刺します。
あら、茹で蟹ができちゃったわ。喰います。

しっかし島に着いたときから思っていたけど、出演者が野郎五人だけってことはないだろう。女性は?
とそこは娯楽映画です、むっちりした女性も出てきます。
無人島でしかも明らかに異様な島で男共の野生の本性が目覚めます、ってことにはならずに飽くまで五人とも紳士的なままなのが凄いところ。

冒険SF映画の王道として楽しめる。
「SF巨大生物の島」という邦題だけど原作はジュール・ベルヌの「神秘の島」だそうです。
映画の原題も「Mysterious Island」。
巨大生物しかいない島、ってわけじゃなくて、普通サイズの鳥やヤギも出てきます。
巨大な生物と普通の生物の両方いるっていう謎は後半で明かされます。
明かされた後になんだか冒険のどきどきが急激に覚めていきました。

それにしても海底を歩行できる器具?を背負っている姿はどうしても笑ってしまう。
海底で使用した電気銃にはびりっと衝撃が走る。