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2020年11月21日土曜日

映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』

2019年 監督:ウディ・アレン
製作国:アメリカ
at ギンレイホール



エル・ファニングかわいい!っていう映画。
ウディ・アレンの最近の映画の中ではなかなか面白かった。
恋愛コメディー。

エル・ファニングのちょっとおバカな感じが最高にキュート。
にこにこして表情豊かで全身で感情表現してさ。いっぱしの記者ぶった真面目な顔もいい。

主演ティモシー・シャラメとエル・ファニング。
セレーナ・ゴメスやジュード・ロウも出ている。

以下ネタばれ

シェイクスピアのくだりはよく知らないけど全然シェイクスピアじゃなかったんだろうね。
そっち選ぶかぁ。
簡単に浮気しそうだしおバカだけどめっちゃいい子じゃん。
おっさんたちはアシュレーの魅力にメロメロで、ギャツビーもその一人だったけど、若くIQの高いギャツビーには物足りなかったか。

2017年11月5日日曜日

映画『カフェ・ソサエティ』

2016年 監督:ウディ・アレン
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




1930年代のハリウッドとニューヨークが舞台。
田舎から出てきた野暮ったい青年が、叔父や兄のつてで華やかな世界に身を置く、、っていうのはただの背景で、メインは恋物語。
昔の男と今の男と昔の女と今の女。

ここ最近のウディ・アレン映画の中では結構面白かった。
そういえば一時期ウディ・アレン映画に出るのが一種のステータスみたいな感じで俳優女優がこぞって出たがっていたけど最近はそういう風潮は収まったのかな。
主演のボビー役のジェシー・アイゼンバーグはどこかで見たことあると思ったらザッカーバーグ役の人だな。
フィル役にスティーヴ・カレル。

2015年9月21日月曜日

映画『マジック・イン・ムーンライト』

2014年 監督:ウディ・アレン
製作国:アメリカ/イギリス
at ギンレイホール




ウディ・アレン映画の唯一の安心感は、だいたい100分未満くらいで収めてくれるところだよなぁと見始めた瞬間にふと思った。
舞台は1920年代の。中国人の扮装をしたイギリス人マジシャンがアメリカ人霊媒師のペテンを見破るべく南フランスに乗り込む話。
最近のウディ・アレン映画の中ではなかなか面白かった。
というかエマ・ストーンがどの角度からも綺麗で見飽きなかったからかな。
主演コリン・ファースとエマ・ストーン。
安定の年の差ラブコメディ。

2014年9月23日火曜日

映画『ブルージャスミン』

2013年 監督:ウディ・アレン
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




いつものように最近のウディ・アレンの軽妙だけど見たらすぐ忘れる映画かと思ったら。。
冒頭の飛行機にに乗り合わせた見知らぬばあちゃんに延々と自分の話をし続けるところとか、元セレブの凋落振りを皮肉めいた笑いにするところとか、いつもの感じだから見誤った。
実際には痛烈で残酷で、女性というものが悲しいくらい愛しくなってくる。

主演は女王様ケイト・ブランシェット。
元夫にアレック・ボールドウィン。
妹にサリー・ホーキンス。

町山さんによるとウディ・アレンはなんかとんでもないスキャンダルの真っ只中らしい
http://miyearnzzlabo.com/archives/17499

2013年12月15日日曜日

映画『ローマでアモーレ』

2012年 監督:ウディ・アレン
製作国:アメリカ/イタリア/スペイン
at ギンレイホール




今度はローマ。
群像劇になっていて、意外と面白かった。

中でも恋人の親友がやってくる話が面白い。
誰もが彼女の虜になるという小悪魔的魅力の彼女の親友モニカに心動かされるジャック。
そのジャックのそばに突然現れては進言を繰り返す高名な建築家ジョン。
ジョンは別に死んでいるわけでもないのに、幽霊のような位置づけで突然現れる。
映画ではあまりやらない心情のモノローグを、ジャックとジョンの会話(他の人には聞こえない)という形でしれっとやってしまうところ、賛否両論あろうがそのウディ・アレンの強引さ(洒脱さ?)が面白い。
進言する内容も「彼女はインテリぶっているだけだ!」「有名な小説のフレーズを一つだけ暗記して諳んじてるだけだ」とか、なかなか的確(というか、僕は危うくだまされていたけど)で、ジャックもそこは分かっていながらも彼女の魅力から逃げられないでいる。
このインテリぶる方法は結構使えるなと思った。
小説に限らず、音楽、絵画、映画等々なんでもいいが、人の名前やタイトルを知っているだけじゃ足りない。プラスしてワンフレーズや軽いエピソードなどを混ぜてやれば、実際読んだことも聞いたことも見たこともなくてもインテリっぽく見えそうだ。
もちろん突っ込んだ質問されたらうまく回避する必要があるけど。

以前、俳優女優は皆ウディ・アレンの映画に出たがる、なんて話を聞いたことあるけど、今でもそうなのかな。
生霊建築家ジョンにアレック・ボールドウィン。
ジャック役にはザッカーバーグことジェシー・アイゼンバーグ。
小悪魔モニカにはJUNOことエレン・ペイジ。
以前も出ているペネロペ・クルスは今度はコールガール役。
ロベルト・ベニーニは突然有名になるおっさん役。
ロベルト・ベニーニがウディ・アレンの映画に出るなんてちょっと前まで想像もしなかったけどな。

シャワー歌手のおっさんはかなり有名なテノール歌手らしい。ファビオ・アルミリアート。

2013年6月16日日曜日

映画『恋のロンドン狂騒曲』

2010年 監督:ウディ・アレン
製作国:アメリカ/スペイン
at ギンレイホール




うーん。何も感想が無い。
予定調和なハッピーエンドじゃないところと、豪華キャストというところが楽しむポイントなのかな。
悲喜劇おりまざる人生の一こまをライトに楽しみたい人は楽しめるはず。

2012年11月4日日曜日

映画『ミッドナイト・イン・パリ』

2011年 監督:ウディ・アレン
製作国:スペイン/アメリカ
at ギンレイホール




ウディ・アレンの中で歴代最高のヒット作だったらしい。

脚本家のギル(オーウェン・ウィルソン)は婚約者のイネズ(レイチェル・マクアダムス)とパリにやってくる。
パリに多大な憧れを抱いているギルは、ひょんなことから毎夜華の1920年代にタイムスリップできるようになる。
フィッツジェラルド夫妻、ヘミングウェイ、ピカソ、ダリ、ガートルード・スタイン等々、伝説の人物と知り合いになり、そしてピカソの愛人アドリアナと惹かれあっていく。

ウディ・アレンの映画の登場人物というと、夢見がちで駄々っ子のような幼児性、孤独に対する尋常じゃない恐怖心を振り払うかのようにどもりながらまくし立てる言葉、等が思い浮かぶけど、そういうキャラクターが一番合う土地はやっぱりニューヨークなんだなと思う。
他の土地だとせせこましさだけが浮かび上がってくるような印象がある。

ストーリーは単純明快で面白かった。
過去に憧れても、その過去はさらに過去に憧れている。
現代には現代のよさがあるんだから、過去を見るのもいいけどもっと現代も見ようよ、っていう。

主演はウェス・アンダーソン作品や『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』でお馴染みのオーウェン・ウィルソン。
ギルの婚約者役イネズは、アラーキーが「魅惑のレイチェル・マクアダムス、抱きたい。」と言ったレイチェル・マクアダムス。
大人になったな。あれっ、同い年だった。
アドリアナ役は『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のマリオン・コティヤール。
他、キャシー・ベイツやエイドリアン・ブロディも出ている。
エイドリアン・ブロディは口髭がついていたからか全然気づかなかった。

2011年4月10日日曜日

映画『人生万歳!』

2009年 監督:ウディ・アレン
at ギンレイホール


人生万歳! [DVD]

かつてノーベル賞候補にもなった物理学者のボリス(ラリー・デヴィッド)は、今では妻とも別れてダウンタウンで一人暮らしする偏屈じじい。
ある日ボリスは南部から家出してきた若い田舎娘メロディ(エヴァン・レイチェル・ウッド)を拾う。
尺取虫なみの知能とボリスに揶揄されるメロディは、いつの間にかボリスの家に居座り、終いにはあろうことかボリスと結婚までしてしまう。
メロディもそうだけど、メロディを追いかけてきた趣味の悪い母親とか保守的で駄目駄目な父親とか、NYと厭世家ボリスの毒気に当てられてか、洗練されたり開放的になったりと劇的に変化するのが楽しい。

ボリス役はウディ・アレンが演じていればもう少し面白かったはずだけど、もうおじいさんすぎて駄目かな。
なんでもこれが40作品目になるらしい。
というころは3分の1くらいは見ているはずだが、ウディ・アレンのいろんな映画が頭の中でごっちゃになってしまって、ウディ・アレン映画の中でも異質な『インテリア』くらしか思い出せないところがつらい。
10数本程度とはいえ、あまり多く見るものじゃないのかもしれない。
脚本自体は70年代中頃に執筆されたものらしい。

エヴァン・レイチェル・ウッドはスタイル抜群で、ロングの髪でユニクロをうろついている時なんか品格さえ漂う美しさ。
あれ?『レスラー』でミッキー・ロークの娘役だった子らしい。あんなに不細工だったのに。。。
げげっ!調べてみるとマリリン・マンソンと付き合っていただの婚約しただの出てくるなぁ。

2010年8月8日日曜日

映画『ウディ・アレンの 夢と犯罪』

2007年 監督:ウディ・アレン
at ギンレイホール


ウディ・アレンの夢と犯罪 [DVD]

軽妙に展開するストーリーに飽きずに、かといって特にのめりこみもせずに最後まで見て1時間も経てば頭からすっかり見た記憶がなくなるという僕がウディ・アレンの映画を見るときのいつものパターン。

ユアン・マクレガーとコリン・ファレルが兄弟役。
下流階級から脱出することを夢見る頭の切れる兄イアン(ユアン・マクレガー)と、運動神経抜群でギャンブル好きの弟テリー(コリン・ファレル)。
二人はなけなしの金を出し合って小型ヨットを購入しようとする。
小型ヨットの所持が上流階級のステータスだから欲しかったのかねぇ。
ちょうど弟テリーがギャンブルで儲けたために無事購入できてラッキーという感じだが、小型ヨットっていうのは映画の中じゃ事件の発生現場でしかない。
『太陽がいっぱい』『水の中のナイフ』等々。
不幸決定。

弟テリーがポーカーで大負けしてヤミ金に多額の借金を負って、兄は兄で超美人の女優の卵アンジェラ(ヘイリー・アトウェル)と結婚するべく金が必要、ってことで最も頼れる大金持ちの叔父(トム・ウィルキンソン)に相談を持ちかける。
叔父は金を出すことを承諾するが、交換条件が出される。
その条件というのが、一族の成功者で英雄のような叔父がいかに悪どく儲けてきたかを示唆する内容で。。
なんか題材的に1960年代くらいの映画を見ているような気分。

雨の中木陰に避難して叔父の依頼内容を聞くシーンはなかなかよかったな。
コリン・ファレルはワイルドな風貌から段々幼く臆病な目に変化していくのが上手い。

2009年10月25日日曜日

映画『それでも恋するバルセロナ』

2008年 監督:ウディ・アレン
at ギンレイホール


それでも恋するバルセロナ [DVD]

アメリカ娘のヴィッキー(レベッカ・ホール)とクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)は親友で、二人仲良くバルセロナに遊びに来ている。
気の合う二人だが、二人の恋愛感は正反対で、ヴィッキーは慎重派で堅実を求め、クリスティーナは恋愛体質で積極的。
二人はバルセロナで色男の画家フアン(ハビエル・バルデム)に出会う。
出会う、というか二人いっぺんに口説かれる。
クリスティーナは興味津々だがヴィッキーはあからさまに警戒心を出す。
でもいろいろあって慎重派のヴィッキーの方がフアンと体の関係になる。
しかしそれも一夜限りで、ヴィッキーは婚約している平凡な彼氏のもとに戻り、クリスティーナは最初の興味どおりフアンと付き合うことになる。
フアンとクリスティーナは二人情熱的に暮らしていたがある日フアンの別れた元妻マリア(ペネロペ・クルス)が現れる。
3人による奇妙な同棲生活。
一方ヴィッキーはフアンが忘れられずにいて・・・

ふぅ、途中寝てしまった。
だらだらしないでナレーションで潔く展開を早めているところは悪くはないのだけど、字幕が多いんだよね。
なんか自転車のシーンでトリュフォー、恋愛論を戦わせるところでエリック・ロメールを思い出す。
でも舞台はスペインだし監督はウディ・アレン。
ウディ・アレンと言われなければウディ・アレンだと気づかないような作品。

スカーレット・ヨハンソンの金髪色白具合が妖精さんみたいです。
特にペネロペ・クルスが出てきた後は、ペネロペ+ハビエル・バルデムという濃いぃ二人にかこまれるわけだからヨハンソンだけが別世界の住人に見える。

ハビエル・バルデムはどこかで見たと思ったら『宮廷画家ゴヤは見た』の変態神父だ。

2007年2月18日日曜日

映画『マッチポイント』

2005年 監督:ウディ・アレン
at ギンレイホール


マッチポイント 初回限定版 (特別ブックレット付)

ウディ・アレンがロンドンで撮影した不倫サスペンス。
「ケチな不倫男」が指輪と同じに落ち損ねて宙ぶらりんのケチな人生を歩む話。

主演が『ベルベット・ゴールドマイン』のジョナサン・リース=マイヤーズ。
アイルランドの田舎出身の元プロテニスプレイヤー役で、引退してロンドンの会員制テニスクラブのコーチを始めるところから映画は始まる。
この男クリスは、ドストエフスキーの「罪と罰」(この映画のストーリーと結構関係あり)を読んだりオペラ好きだったりと、高尚な趣味を持っているがなんだかうさんくさい。
ブルジョワに憧れていたのかねぇ。
念願かなってブルジョワの娘と結婚して養父の会社に入社しそれなりの役職にまで就く。
で、不倫です。
でもまあ、恐ろしく官能的なスカーレット・ヨハンソンが絡んできたら逃げられないわな。

妻役のエミリー・モーティマーは女性から嫌われそうな顔している。
サトウタマオ系のうるうる瞳の媚びた視線するから。
ほとんどの観客はスカーレット・ヨハンソンを応援していたのではなかろうか。
にしてもヨハンソンの相手は澄ましていても根はケチな男なので幸せは遠い。
クリスは「上流階級の暮らしには馴染めないが」みたいな台詞を言っていたけど、そんな嘘で塗り固めた人生をたまたま強運だったために死ぬまで続けなきゃいけない苦しさ。
築き上げたものを全てぶち壊す破壊と喪失(再生)のカタルシスは訪れることなく、ブルジョワ世界は今日も平穏でした。

2006年5月7日日曜日

映画『僕のニューヨークライフ』

2003年 監督:ウディ・アレン
at ギンレイホール


僕のニューヨークライフ

時間ミスって立ち見に。

ここ最近のウディ・アレン作の中では結構面白かった。
ジェイソン・ビッグス、クリスティナ・リッチ主演。
初期のアニーホール系のテイスト。

2005年11月3日木曜日

映画『さよなら、さよならハリウッド』

2002年 監督:ウディ・アレン
at ギンレイホール


さよなら、さよならハリウッド

最前列だと眠くなるので2列目に移動

視力が悪いため字幕ばかりをずーと目をこらして追っていたら終わってしまう。
ウディ・アレン本人が主役だとなんだか安心するな。
70近いじいさんが恋愛劇を繰り広げてもウディ・アレンならまあいっか。

2005年9月18日日曜日

映画『メリンダとメリンダ』

2004年 監督:ウディ・アレン
at ギンレイホール


メリンダとメリンダ

とあるレストランで劇作家達が議論を交わしている。
喜劇と悲劇、どちらが深いか。
という議論は面倒なので一人の男がある提案をする。
と、映画が始まってからずっと眠くてどんな提案だったか忘れちゃったんだけど、提案男はあるストーリーを語りだすのね。
ある夫婦のホームパーティに一人の女性が訪れてくる。夫婦はその女性の訪問にひどく驚く。そして女性は精神的にひどく病んでいる。
といった導入的ストーリー。
この導入を受けて喜劇作家と悲劇作家の二人が同時にそれぞれの観点で設定とストーリーを作り出し始める。
そして眠気が最高潮に達して暫く寝る。

一つの導入要素から始まり同時に展開する喜劇的視点と悲劇的視点のストーリー。
二人の劇作家がお互いのアイデアを取り入れながらストーリーを形作っていく。
(歯科医を紹介されたりピアニストの恋人を見つけたり飛び降り自殺しようとする女がいたり)
お互い、っていうか書き出してみると悲劇が先にありきでその後に喜劇が救うって構成だったか。
運命のいたずらや登場人物の楽観的悲観的な思考の違いから悲劇と喜劇に分かれるとかじゃなくて、もうシチュエーションから全く別のストーリーが展開する。
悲劇作家ならこう作る、喜劇作家ならこう作るっていうのを見せてくれるのは面白いんだけど同時進行する面白さがもっとあればよかったのに。
悲劇も喜劇も独立した話ってわけでもないし、密接に関係するってほど交錯しないし、ってことでどうも中途半端な印象になる。

ホームパーティにやってきた女性を演じるのはラダ・ミッチェル。喜劇版、悲劇版共にラダ・ミッチェル。
他は喜劇版と悲劇版で役者は全部違う模様。
喜劇版のウィルフェレルが面白い。

2004年8月7日土曜日

映画『インテリア』

1978年 監督:ウディ・アレン
BS2 録画


インテリア

始まって1分くらい、登場人物が映っているのに彼女らは一言も言葉を発さないのね。
ちょっとびっくり。

初老の女性イブは元インテリアデザイナー、だったのかな。
彼女には三人の娘がいる。
ある日彼女は夫から別居を申し込まれる。
神経質で完璧主義なイブは「完璧で秩序ある」家庭を築いたが、そこはとても息苦しい空間だった。
見事に統一された室内インテリアは人の感情が入り込む隙間の無い氷の宮殿だった。
別居を申し渡されたショックからイブは一人家を出て行く。
一人暮らしのイブの世話を献身的にしたのは二女のジョーイ。
長女のレナータによると彼女は感受性が強く聡明で繊細な子だったらしい。
三姉妹の中で一番父親に愛されていたのはジョーイだった。(レナータはそんなジョーイに嫉妬する)
ジョーイは神経質な上平気で人を傷つける母を疎ましく思っていた。
母もジョーイの恋人が気に食わないのかなんなのかいつも澄ました態度でジョーイをさげすんでいた。(強い悪気があってのさげすみではないのだろうが)
なのに、今では一人寂しく不安定に暮らす母を誰よりも心配に思っている。
母への愛情と憎しみと罪悪感が複雑にからんだ感情で。
(・・・って細かく書いていたら書ききれないなとふと思った。以下簡単に)
ジョーイは子供の頃は優秀だったのかもしれないが今は自分の感情を表現する手立ても見つけられず、才能を埋もれさせてしまっているが、ジョーイの才能を羨んでいた長女のレナータの方は今じゃ立派な詩人になっているのね。
そしてレナータの夫は売れない作家。ここに夫婦間の歪みができる。
三女のフリンは売れないテレビ女優で、なんだか犯されそうになっちゃたり・・・

笑いやユーモアがこの映画には姿を表さない。
ひたすら家族や恋人、姉妹の間で渦巻く複雑な感情が表出する。
重いといえば重い。
2,3回見るとはまりそうな映画。
『アニーホール』の次の年に作製されてんだな、これ。

母イブを演じたジェラルディン・ペイジが凄い。
可憐で今にも消え入りそうなか細い声。
ラスト近くでジョーイの感情をただただ受け止めていた時の彼女の驚愕の目。
なんて魅力的な女優さんなんだろう。