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2006年6月25日日曜日

映画『マンダレイ』

2005年 監督:ラース・フォン・トリアー
at ギンレイホール


マンダレイ デラックス版

『ドッグヴィル』の続編でラース・フォン・トリアーのアメリカ三部作の第二段。

1930年、ドッグヴィルをあとにし、ギャングの父とアメリカ大陸を移動するグレース。
マンダレイという名の大農園で休憩をとったのだが、グレースはこの土地で白人が黒人を鞭打っている光景を目にする。
奴隷制度は70年も前に廃止されたはず。
ドッグヴィルと違い武力を行使する権力を得た偽善者グレースは、父の部下のギャングを連れて奴隷達を解放する。
いいことをしたグレースだが、黒人たちは突然自由になったことに戸惑いを隠せない。これからどうやって暮らしていけばいいのか。
グレースは彼らが独立するまでこの地にとどまることを決意する。もちろん武力付きで。
グレースは彼らに救いの手を差し伸べているつもりだったが・・・
手に負えないと思ったら逃げ出すべし。

グレースはニコール・キッドマンに変わりブライス・ダラス・ハワードに。

2004年8月8日日曜日

映画『ドッグヴィル』

2003年 監督:ラース・フォン・トリアー
at ギンレイホール


ドッグヴィル スタンダード・エディション

偽善偽善傲慢傲慢。
結局は自分の身を守る事が一番大事でそのためには恐ろしく残酷で醜くなるか弱き人間。
独善的な人たちによって被った深い傷に対してどういう行動に出るか?寛容か?倍返しか?
人の醜い部分が簡素なセットの中、むき出しで見せられて結構気分悪くなるんだけど、醜い部分の演出がどこか滑稽感を伴って描かれるのね。
茶化しているようでもあり、辛辣に批判しているようでもあり。

ところでこの映画、177分もある。
ロッキー山脈の麓に孤立した「ドッグヴィル」という架空の村で起こった出来事を描いているののだけど、撮影場所はスウェーデンにある巨大スタジオなのね。
セットは簡素で、っていうか白線引いて「楡通り」とか「トムの家」とか示しているだけで、家の壁もないし樹もない。
これで177分。
でもそんなに退屈はしなかったな。疲れたけど。
実際にロッキー山脈でロケが行われていたら大分映画の印象が変わると思う。もっと恐ろしく醜悪に。

主演のニコール・キッドマンは着実と大女優の道を歩いている。
この作品での彼女の演技は僕が今まで見た中では一番よかったな。