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2018年10月28日日曜日

映画『犬ヶ島』

2018年 監督:ウェス・アンダーソン
製作国:アメリカ
at ギンレイホール





ウェス・アンダーソンが『ファンタスティック Mr.FOX 』に続いて撮った2作目のストップモーションアニメ。
ストップモーションアニメが本来持つ不気味さと海外からみたオリエンタルな日本とウェス・アンダーソンが嫌にマッチしている。
主人公のアタリ少年の声なんか特に不気味だよなぁ。演じたコーユー・ランキンはカナダ人と日本人のハーフの少年らしい。
ぬるぬる動いて特に口の動きなんかすごい。

途中で寝不足によりうとうとしてしまったがまあ面白かった。

声優陣が声だけでほとんど気づかなかったけど豪華。
エドワード・ノートン、ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクドーマンド、ハーヴェイ・カイテル、渡辺謙、オノ・ヨーコ、村上虹郎、野田洋次郎、夏木マリ、山田孝之、松田翔太、松田龍平、etc..

2015年1月25日日曜日

映画『ファンタスティック Mr.FOX』

2009年 監督:ウェス・アンダーソン
製作国:アメリカ/イギリス
at ギンレイホール




パペットアニメ見るの久しぶりだ。
狐の毛並みがきれい。
すべて動物の擬人化かと思いきや、人間も出てくる。
原作は児童文学『すばらしき父さん狐』(『父さんギツネバンザイ』)らしい。

これ、監督はウェス・アンダーソン。
実写の制限が少ないせいかやりたい放題、というかウェス・アンダーソン色が満開になっている。縦の断面で切り取ったような構図もふんだんだし。
今思うと『グランド・ブダペスト・ホテル』の雪上チェイスとかってこのアニメを撮った経験が生かされているのかもしれない。

2014年11月16日日曜日

映画『グランド・ブダペスト・ホテル』

2013年 監督:ウェス・アンダーソン
製作国:イギリス/ドイツ
at ギンレイホール




1932年、超高級ホテル「グランド・ブダペスト・ホテル」の伝説のコンシェルジュ、グスタヴ・H氏(レイフ・ファインズ)は、その完璧なおもてなしで評判を集めていた。
しかしある常連客の殺人事件と遺産相続争いに巻き込まれ、疑いを晴らすべく、ベルボーイのゼロ(トニー・レヴォロリ)とともにヨーロッパ中を奔走する。
っていうミステリーコメディ。

映画見てこれあの監督だってわかるほど映画通ではないけど、あまりに特徴的だと何人かは分かる。ウェス・アンダーソンもその一人。
壁や天井ぶち抜きまくったシルバニアファミリー的セットのドリー撮影なんて他の監督じゃあまり見ないから。
で、せせこましさと開放感が同居したお約束の演出に加えてラストには大迫力(?)のアクションまで盛り込まれている。
なんか世界中でヒットしているらしい。
それも納得の楽しさ。最初から最後まで満遍なく楽しい。特に最後のロシア人のダンスなんて最高すぎてにやにやしてしまった。むしろあのコサックダンスが全てかっさらっていった。

出演陣がちょい役含め豪華で、なんかもう若くしてウディ・アレンのような位置にいるかのよう。
レイフ・ファインズ
マチュー・アマルリック
エイドリアン・ブロディ
ジュード・ロウ
エドワード・ノートン
ティルダ・スウィントン
シアーシャ・ローナン
トム・ウィルキンソン
ハーヴェイ・カイテル
オーウェン・ウィルソン
ウィレム・デフォー
F・マーレイ・エイブラハム
ビル・マーレイ
ジェイソン・シュワルツマン
etc..

2013年7月28日日曜日

映画『ムーンライズ・キングダム』

2012年 監督:ウェス・アンダーソン
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




70年代の映画のような雰囲気で始まり、あれっ、これどんな映画だったっけと前回のギンレイで見ているはずの予告編を思い出そうと努めていると、建物を縦に切ったようなセットやドリー、片側一列に並ぶ食卓とかではっと思い出した。
ああ、ウェス・アンダーソンか。

ストーリーの中核は少年と少女の恋物語だけど、『小さな恋のメロディ』とか『地下鉄のザジ』とかを合わせて攪拌して最終的にはウェス・アンダーソン色に染め上げた感じ。
なかなか面白かった。

スージー役の子(カーラ・ヘイワード)は12歳くらいなのに化粧が濃いけど、顔立ちが大人っぽいのであまり違和感が無い。
子供と大人の中間、というか12歳くらいなら子供だと思うけど、化粧の濃さによって大人方面にぐいっと引っ張られて、子供っぽさと大人っぽさが奇妙なアンバランスさで同居している。
それに加えて相手役の男の子サム(ジャレッド・ギルマン)は、見た目がまんま子供なので、二人が並ぶとまたアンバランス。
サムはいじめられっ子風の顔立ちなのに、ボーイスカウトで培ったサバイバル術と大人びた言動のギャップが凄い。
ギャップとアンバランスにまみれた魅力的な二人を中心に巻き起こる騒動が、ウェス・アンダーソンの「すかした」演出でシュールでコミカルに描かれていくから面白い。
(最後のほうに行くに従って飽和状態になってカオスになりつつもあったけど)

ウォード隊長役にエドワード・ノートン。個人的に超久しぶりに見たわ。
さえない男で不倫中の警部役にはブルース・ウィリス。不死身の男の見る影も無い。
スージーの厳格な父親役にビル・マーレイ。老けたなぁ。
絵に描いたような悪役福祉局員にティルダ・スウィントン。悪役でも上品です。
スージーの母役にフランシス・マクドーマンド。『ファーゴ』はもう15年以上前か。。

2008年8月31日日曜日

映画『ダージリン急行』

2007年 監督:ウェス・アンダーソン
at ギンレイホール




※これ書いているの2週間後なのでほとんど覚えでいない
しかも館内がめちゃくちゃ暑くて(太ももから滲んだ汗がシートをしとっとさせるくらい)いらいらした。


オープニングタイトルも無く始まるホテルの一室での大人の恋の情景。
落ち着いた色に落ち着いた役者。
男にジェイソン・シュワルツマン。女にナタリー・ポートマン。
ベリーショート(セシルカット)のナタリー・ポートマンが可愛い。
なんか予告編で見たのと全然違うじゃんと思いながらも見入っていると、場面は変わってビル・マーレイが出てくる。
走り始めた列車に飛び乗ろうと重そうな体に重そうな荷物を抱えたスーツ姿で懸命に走る。
ビル・マーレイの物語が始まるのかと思いきや、そのビル・マーレイを横から追い抜く男が現れる。スローで無駄に劇的に。
この男ピーター(エイドリアン・ブロディ)は見事に列車に飛び乗ることに成功し、ビル・マーレイは失敗して走るのをやめる。
なので物語はこの一瞬でビル・マーレイからエイドリアン・ブロディにあっという間にバトンタッチ。
もう、ここまでで何の映画見ているのかさっぱり分からない。
冒頭のホテルの雰囲気とビル・マーレイのコメディチックなくだりは天と地の差があるし。
列車の中でピーターは弟ジャック(ジェイソン・シュワルツマン)と兄フランシス(オーウェン・ウィルソン)と再会し、3人はこのインドで「心の旅」を開始する。
弟ジャックは冒頭のホテルの男ね。
少し過去にさかのぼっているらしい。
ラストまで見ると冒頭のシーンとのリンクが分かる。
というか冒頭のホテルのシーンは『ホテル・シュヴァリエ』という題名の一つの短編とのこと。同時上映していたらしい。
『ホテル・シュヴァリエ』は真面目な大人の恋愛物。
一方『ダージリン急行』はわがままで自己中だけど人間くさい兄弟3人のロードムービー。
これからダージリン急行を見ようとしている所でホテル・シュヴァリエを見せられるせいか、ホテル・シュヴァリエには真面目な物語の中に微妙に胡散臭さが付きまとう。
もともと題材も落ち着いた雰囲気のキャラクタも全てが昔の映画っぽくて胡散臭い。
ジェイソン・シュワルツマンの長い髪と髭が胡散臭い。
胡散臭いくせに短編として真面目に良く出来ている。
監督名も知らずに単品で見たら普通に良質の短編として見るはず。
この良質の短編がダージリン急行と繋げて同時上映されると胡散臭さのスパイスが加わって化学反応を起こすから面白い。

本編のダージリン急行の方は自己中でやりたい放題だけど悩める3兄弟がインドの風土に溶け込むこともなく強烈な自我を維持し続けるが、インドの人との出会い(というかストーリー的にはインドじゃなくても全然よさそうだけど)や母親との再会など、旅を通して兄弟の絆を深めたり背負っていた無駄な荷物をそぎ落として心も体もすっきりしたり。
ウェス・アンダーソンが面白いのは全然違うものを平然と並べちゃうのね。並列化っていうのか。
船や列車を断面にしてカメラ移動で各部屋を次々に映し出していくのなんかまさにそう。
ダージリン急行においては列車の断面と思いきや列車じゃないところまで普通につなげたりして時間も空間も離れたものを一つの横並びにしちゃうし。
インドの衣装着ても少しも彼らは溶け込まずに全く別物の存在としてしれっと並び立つし。
生と死という重いものからどうでもいい軽いものまでが同じような調子で並べられるし。
毛色の違うホテル・シュヴァリエとダージリン急行を並べちゃったり。

2005年9月18日日曜日

映画『ライフ・アクアティック』

2005年 監督:ウェス・アンダーソン
at ギンレイホール


ライフ・アクアティック

『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』のウェス・アンダーソン作品。
船の断面セットを移動するシーンはよかったな。